Claude 5(クロード)とは|Fable 5・Mythos 5・Sonnet 5の関係を1枚で整理【どれを使うべきか】

Claude 5世代で私たちが使えるのはFable 5とSonnet 5の2つです。Mythos 5は承認された組織だけに提供されるモデルで、そもそも一般には使えません。そして日常業務の主力はSonnet 5で十分、Fable 5は難問専用です。 Fable・Mythos・Sonnetと名前が乱立して分かりにくくなっているClaudeのモデル構成を、この記事で1枚に整理します。みやっち🧑‍💻はFable 5でこのホームページを4時間で作り、いまも毎日Claude 5世代と仕事をしているので、カタログ情報ではなく使っている実感で書きます。

Claude 5とは: Anthropic社の新世代AIモデルファミリー。2026年6月9日に第一弾としてClaude Fable 5とClaude Mythos 5の2つが発表された。両者は同じ基盤モデルで、一般提供されるFable 5には安全対策が実装され、Mythos 5は一部の安全対策を解除した限定提供版。従来の最上位だったOpusを超える新しい能力階層「Mythosクラス」に属する。ファミリーにはこのほか、速度と知能のバランスに優れた一般提供モデルのClaude Sonnet 5がある。なお「Claude 5ファミリー」はAnthropicの公式名称ではなく、本記事ではモデル名に「5」が付くこれらの新世代をまとめて便宜的にこう呼ぶ。

【2026年9月追記】 2026年9月1日、AnthropicはFable 5・Mythos 5の後継となるClaude Fable 5.1・Claude Mythos 5.1を発表しました。料金は入力10ドル・出力50ドル(100万トークンあたり)でFable 5から変更なく、キャッシュ読み取り価格だけ1/4に値下げ。性能は長時間のエージェント作業や複数ステップの調査を中心に伸びています。この記事の比較表・使い分けロジックは「無印5」時点のものですが、役割分担の結論自体は5.1になっても変わりません(詳しくはClaude Fable 5.1の解説記事)。以下の比較表は登場時点の記録として残し、現行世代の詳細は上記の新記事を参照してください。

【2026年9月22日追記】 2026年9月22日、AnthropicはClaude 5.5世代の第1弾としてClaude Opus 5.5を発表しました(Sonnet 5.5・Haiku 5.5は数週間後と予告)。公式は「ほとんどの仕事でFable 5.1と同レベルの性能を、Opus 5より40%低いコストで」と位置づけ、モデル選びのガイダンスも「まずOpus 5.5から、難問はFable 5.1」に更新されています。世代(5から5.5へ)と階層(Opus)の読み方はこの記事のとおりです。詳しくはClaude Opus 5.5の解説記事へ。

【2026年9月29日追記】 2026年9月28日には5.5世代の第2弾としてClaude Sonnet 5.5が発表されました。API料金はSonnet 5と同じ入力2ドル・出力10ドルのまま、公式の発表値では知識労働とPC操作の指標でOpus 5.5とほぼ並んでいます。公式の使い分けは「判断が要る複雑な仕事はOpus 5.5、範囲のはっきりした日常業務と資料づくりはSonnet 5.5」で、Sonnet 5はレガシーとして引き続き使えます。詳しくはClaude Sonnet 5.5の解説記事へ。

【2026年10月8日追記】 2026年10月7日には5.5世代の第3弾としてClaude Haiku 5.5が発表され、Opus・Sonnet・Haikuの3段がそろいました。API料金は入力0.10ドル・出力0.50ドル(プロンプト10万トークン以下)とHaiku 4.5の10分の1で、1Mトークンのコンテキストと128kの出力に対応します。公式の位置づけは「大量・定型・速さ重視の仕事」で、Claude.aiではFreeを含む全プランで選べます。詳しくはClaude Haiku 5.5の解説記事へ。

モデル名が急に増えた理由: 「世代」と「階層」が同時に変わった

Claudeのモデル名が急に増えたように見えるのは、世代交代と新しい階層の追加が同時に起きたからです。

  • Fable 5 / Mythos 5: Claude 5世代の最上位。従来のOpusクラスの上に新設された「Mythosクラス」という階層に属する
  • Sonnet 5: Claude 5世代の実務向けモデル。実行速度が速く、コーディングやエージェント作業では従来の最上位クラスに迫る品質と評価されている
  • Opus 4.8: Claude 4世代のフラッグシップ。これまでの「一番強いClaude」で、いまも使える

つまりFable 5は従来モデルの単純な後継ではなく、最上位の上にもう1段できたという構図です。私たちが実際に選べる3つを並べると次のようになります。

項目Claude Fable 5Claude Mythos 5Claude Sonnet 5
階層Mythosクラス(最上位)Mythosクラス(最上位)Sonnetクラス(速さと知能のバランス)
提供範囲一般提供限定提供(承認された組織のみ)一般提供
安全対策サイバー・生物化学・蒸留の各対策を実装一部領域で安全対策を解除通常の安全対策
料金(入力/出力・100万トークンあたり)10ドル / 50ドル10ドル / 50ドル2ドル / 10ドル(発売時は8月末までの導入価格とされたが、2026年8月10日に値上げが撤回され恒久価格に)
一人社長にとっての位置づけ難問にぶつけるサブ武器対象外(使えない)日常実務の主力候補

なお、従来の最上位だったOpus 4.8(5ドル / 25ドル)もこれまで通り使えます。ただ「これからどれを使うか」を選ぶ場面で比べる相手は、同じClaude 5世代のSonnet 5とFable 5の2つです。

Fable 5とMythos 5は「同じモデル」である

ここが今回いちばん誤解されやすいポイントです。Anthropicの公式発表によれば、Mythos 5はFable 5と同一の基盤モデルで、違いは安全対策の設定だけです。

  • Fable 5は、サイバーセキュリティ・生物化学・蒸留(自社モデルの能力を抜き取って競合モデルの学習に使うこと)に関する悪用を防ぐ安全対策を実装した一般提供版。対策に触れる質問はOpus 4.8に切り替えて応答する仕組みになっています
  • Mythos 5は、サイバー防御の専門家やインフラ事業者が防御業務に使えるよう、一部領域の安全対策を解除した版。Project Glasswingというサイバーセキュリティ提携プログラムの参加組織に限定して提供され、今後は生物学研究者にも信頼アクセスの枠組みで広げる計画が公表されています

「Mythosのほうが賢い」わけではなく、中身は同じで、開けてある引き出しの数が違うというのが正確な理解です。だから経営者・個人事業主・士業・会社員の実務では、Mythos 5の存在は判断材料になりません。使えるのはFable 5とSonnet 5です。

使ってみて分かった使い分け: 日常はSonnet 5、難問だけFable 5

みやっち🧑‍💻はFable 5の公開直後から(輸出規制で3週間止まった期間を挟んで)Claude 5世代と仕事をしてきました。実感としての使い分けはこうです。

  1. 日常の実務は最上位モデルでなくても回る。ブログの執筆補助、データの集計、定型業務の自動化——毎日の仕事の9割は、Fable 5でなくても品質が変わりません。実際、Fable 5が止まっていた3週間、業務は普通に回っていました。いま日常を任せるなら、同じClaude 5世代で実行速度が速く優秀と評価されているSonnet 5が第一候補です。料金もFable 5の1/3ほどで済みます。
  2. Fable 5は「諦めていた問い」にぶつける。ホームページの新規構築のような大きな仕事や、複数の調査を並列で走らせて統合するような複雑な仕事は、Fable 5の粘り強さがはっきり効きます。公開直後の3日間で使い方を間違えた反省も書きましたが、効率化ではなく「できないと思って棚上げしていた課題」に使うのが正解でした。
  3. 料金差は「全部Fable 5」を選ばない理由になる。API料金でSonnet 5の3倍以上です。サブスクリプションでも、Fable 5を追加課金なしで使えるのは2026年7月7日まで(週次利用上限の50%が上限)で、8日目からは使った分だけ課金される仕組みに切り替わると告知されています。その費用感を見てから常用するかを決めるのが現実的です。

なお2026年7月24日には、Opusクラスの新モデルClaude Opus 5が発表され、この使い分けに「長時間の自動化業務はOpus 5」という中間の選択肢が加わりました。詳しくはClaude Opus 5とFable 5の違いと使い分けの記事にまとめています。

名前に振り回されないための覚え方

Claude 5ファミリーの整理は、次の3行だけ覚えれば十分です。

  • 使えるのはFable 5とSonnet 5。Mythos 5は同じモデルの限定版なので気にしない
  • 日常はSonnet 5、難問はFable 5。全部を最上位モデルでやる必要はない
  • モデル名より、自分の業務のどこに何を任せるかが本体。モデルは今後も入れ替わります(実際、OpenAIもGPT-5.6を発表したばかりです)。手順書や前提知識といった「モデルが替わっても持ち運べる資産」を貯めるほうが、名前を追いかけるより効きます

AI Crewでは、新しいモデルの名前に振り回されず、経営者・個人事業主・士業・会社員が「自分の業務のどこをClaude Code・Codexに任せるか」から設計する方法を扱っています。まず無料セミナーでお会いしましょう。

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「AI Crew」は株式会社AI Orchestraの登録商標(登録第6942947号)です。