AI用語集

言葉がわかると、
実践がつながる。

当サイトの記事に登場するAI活用の用語を、非エンジニアの経営者・個人事業主・士業・会社員向けに短く正確に定義したページです。各用語の定義はサイト全体で統一しており、詳しく知りたい用語は関連記事のリンクからどうぞ。

最終更新:

AIの基本

生成AI

文章・画像・コード・音声などの成果物を新しく作り出すAIの総称です。ChatGPT・Claude・Geminiなどが代表例で、既存の情報を検索して返すのではなく、依頼に応じて「作る」ことが特徴です。

LLM(大規模言語モデル)

Large Language Modelの略で、大量の文章を学習して言葉を理解・生成するAIの仕組みです。ChatGPTやClaudeの頭脳にあたる中核技術で、生成AIの多くはLLMの上に作られています。

RAG(検索拡張生成)

Retrieval-Augmented Generationの略で、AIが質問を受けるたびに手元の資料を検索し、関係しそうな箇所を取り出して答えに使う仕組みです。社内文書をAIに答えさせる方法として広く使われています。毎回もとの資料を読み直すため情報が古くなりにくい一方、探し方が外れると答えの精度が落ちます。

→ LLM Wikiとは

AIエージェント

質問に答えるだけの対話型AIと違い、目的を伝えると自分で手順を考え、ファイルやツールを操作して作業そのものを進めてくれるAIです。Claude Code・Codexが代表例で、メール整理・資料作成・アプリ開発のような業務を任せられます。

→ AIエージェントとは(正典) → Claude Codeとは

System One Model(Jev)

TypeSafe AIが2026年9月16日に早期アクセスで公開したJevに代表される、文章を生成せずに判断だけを返す新しい種類のAIモデルです。渡された状態(テキスト)と事前に決めた質問に対して、N個から1つを選ぶ・尺度で採点する・真偽の確率を返す、の3種類の型付きの答えを校正済みの確率つきで返します。公式が示す応答時間は70〜500ミリ秒、料金は入力100万トークンあたり0.042ドルで出力は無料。文章の生成・要約・説明はできず、アプリの内部で分類・振り分け・採点を担う部品として使われます。

→ Jev(TypeSafe AI)とは

オントロジー

扱う対象の概念(言葉・モノ・データ)と、概念どうしの関係を明示的に定義したものです。AIエージェントの文脈では、会社の言葉・データ・ルールの定義を人とAIが共有できる形に書いたものを指します。専用ツールがなくても、用語の定義をテキストファイルに書いて運用することから始められます。

→ オントロジーとは

プロンプト

AIへの指示文のことです。何を・どんな前提で・どんな形式でやってほしいかを言葉で伝えます。当サイトでは、特別な呪文ではなく「自分の業務を言葉で説明できること(業務の言語化)」がプロンプトの本質だと考えています。

→ Claude Code超入門①

LLMO

Large Language Model Optimization(大規模言語モデル最適化)の略で、ChatGPTやGeminiなどのAIが回答の中で自社を紹介・引用してくれるように、Webサイトや発信内容を整える取り組みです。検索エンジン向けのSEOに対して、LLMOはAI検索・AI回答向けの最適化を指します。

→ LLMOとは(実録) → LLMOの効果測定(実録)

学び方・開発スタイル

パラシュート学習法

知識の山を麓から順に登るのではなく、まず自分の業務でAIを動かして「動くもの」を1つ作り、詰まった箇所が出てきたら、その地点にパラシュートで降りて必要なことだけ学ぶ、という学習の順序です。学習を不要とする考え方ではなく、動くものを先に作ることを学習の入口にする——順序の入れ替えです。AI Crewのみやっち🧑‍💻(宮地俊充)が提唱しています。

→ パラシュート学習法とは(正典)

Vibe Coding(バイブコーディング)

2025年2月にAI研究者のアンドレイ・カルパシー氏が提唱した言葉で、作りたいものを自然言語でAIに伝え、生成されたコードを一行ずつ精査するのではなく、動作を確かめながら対話を重ねてアプリを形にしていく開発スタイルです。もともとは試作・プロトタイプ向けの方法として広まりました。AI Crewでは「まず動くものを作り、必要に応じて学んでいく入口」として位置づけています。

→ Vibe Codingとは

コンテキストエンジニアリング

どの情報を、どのタイミングで、どのような構造でAIに渡すかを設計する技術です。プロンプトエンジニアリングが「質問の仕方」の工夫なら、コンテキストエンジニアリングは「前提知識の渡し方」の工夫にあたります。前提を整理しておくと、Claude Code・Codexが指示の意図を正しく汲み、安定した成果物を返すようになります。

→ コンテキストエンジニアリング入門

SSOT(Single Source of Truth)

「唯一の正典」という意味で、同じ情報を複数の場所に書かず、正しい情報の置き場所を1か所に決めて管理する考え方です。AIに業務を任せるときは、ルールや前提をCLAUDE.mdなどの決まったファイルに集約しておくと、AIが常に最新の正しい前提で動けます。

→ CLAUDE.mdを社内憲法にする

AIカンパニー

業務の情報・判断基準をMarkdownファイルの集まりとして持たせ、Claude Code・CodexというAIエージェントに読み書きさせる仕組みの呼び名です。整理した結果や判断基準がファイルに蓄積され、スキル化・定期実行と組み合わせて「動き続ける仕組み」に育てていけます。AI Crewの講座でも、自分用のAIカンパニーを作るところから扱っています。

→ AIカンパニーの実物(表現ルール14項目) → プロジェクト機能との違い → 作り方(1フォルダから育てる順序) → 運用代行は存在しない理由(器の所在)

道具(ツール)

Claude Code

Anthropic社が提供する「実行型」のAIエージェントです。日本語で依頼すると、パソコン上のファイルを直接操作して作業そのものを進めてくれます。MCPなどで業務ツールと接続すれば、メール・カレンダー・Notionなどの操作も任せられます。プログラミングの知識がなくても使えます。

→ Claude Codeとは → Claude Max・TeamのAPIクレジットはClaude Codeに使えない(2026年10月)

オートモード(Claude Code)

Claude Codeの実行モード。操作ごとに人間が許可する代わりに、分類モデル(classifier)が各操作をチェックし、後戻りできない・破壊的・環境の外へ向かう操作だけをブロックして残りを自動で進めます。従来は自分で有効にするオプトイン方式で提供されてきましたが、2026年8月7日の公式発表により、同年8月14日からPro・Max・Teamプランの新しいセッションで標準設定になります。

→ オートモードが8月14日から標準に

Codex

OpenAI社が提供する実行型AIエージェントで、ChatGPTアカウントでサインインして使います。Claude Codeと働き方の構図は同じですが得意分野が違い、画面を見てアプリやブラウザを操作する作業(Computer Use)や画像生成に強みがあります。

→ Codexの始め方 → Claude CodeとCodexの使い分け → Codexにできないこと7分類

GPTs(ジーピーティーズ)

ChatGPTに指示や資料をあらかじめ組み込んで、特定の業務専用にカスタマイズしたChatGPTを作れる機能です。記事校正用・問い合わせ対応用など「決まった仕事専用のChatGPT」を作って共有でき、AI Crewの受講生にはGPTs制作の受注を収入の突破口にした例があります。なお2026年8月から、個人アカウント(Free・Go・Plus・Pro)では新しいGPTsの作成・公開はできなくなりました。OpenAIは2026年12月11日に既存GPTsも提供終了予定と案内しています。移行先のプラグインは非公開で作成され、一般公開には別途申請が必要です。適用日程はアカウント・ワークスペースの通知を確認してください。

→ GPTs終了・プラグイン移行と公開申請 → GPTsの新規作成停止の解説(2026年8月) → GPTsのナレッジは2種類(コンテンツとパーソナル) → AI Crew運営会社の「AIチャットつくーる」でAIをつくる → 受講生りょうこさんのGPTs受注事例(対談)

ChatGPT Images(チャットジーピーティー・イメージズ)

ChatGPTに組み込まれている画像生成機能です。文章で指示して画像を作り、作った画像を対話しながら部分的に修正できます。2026年9月8日にモデルがImages 2.5へ更新され、チャット欄に @Sketch と入力してその場で描いた絵を下敷きにできるSketch、ポスターやグッズなどのテンプレートが加わりました。開発者向けにはAPIでGPT-Image-2.5 Flare/Sunburstが提供されます。

→ ChatGPT Images 2.5の発表内容(2026年9月)

Intelligent UI(インテリジェントUI・ChatGPT)

ChatGPTの新機能で、GPT-6が質問の内容に合わせて文章・図・ボタン・フォーム・グラフ・その場で動く道具(計算機など)を組み合わせて答える仕組みです。2026年10月7日にChatGPTのChatタブへ提供が始まり、Plus・Pro・Business・EnterpriseはGPT-6 Sol、無料・GoはGPT-6 Lunaで動きます。InstantからExtra Highまでの推論設定で使え、Pro推論(GPT-6 Astra)では使えません。WorkとCodexで動くモデルはこの提供で変わっていません。

→ GPT-6がChatGPTの通常チャットに登場(Intelligent UIとは)

ChatGPT広告(ChatGPT Ads)

OpenAIが2026年2月に米国で試験を始めたChatGPT内の広告です。無料プラン・Goプランの利用者と、ログインせずに使う人に、回答の下に「スポンサー」と明示されたカードとして表示されます(ログインせずに使う人には全年齢向けの広告だけが出ます)。Plus・Pro・Business・Enterprise・Eduのアカウントには表示されません。広告主はads.openai.comのAds Manager Beta(管理画面)から出稿でき、日本は提供国に含まれます。検索広告と違い、完全一致のキーワードではなく「コンテキストヒント」と呼ばれる自然文で、自社が関連する場面を説明して配信されます。

→ ChatGPT広告の出し方(正典)

プロジェクト機能(Projects)

ClaudeやChatGPTのチャットに備わる「作業部屋」の機能です。資料をアップロードし、その部屋専用のカスタム指示を設定し、テーマごとに会話をまとめられます。どちらも無料プランから使えます(上限はプランごとに異なります)。その場の相談・下書きには手軽で速い一方、整理した結果はチャットの回答として流れていくため、業務として繰り返す仕事はClaude Code・Codexでの仕組み化が向いています。なお2026年9月に公開されたClaude CodeのProjectsは同名の別機能で、仕事ごとにクラウドのセッション(スレッド)を並列で立てて走らせる仕組みです。

→ プロジェクト機能とAIカンパニーの違い(正典) → Claude CodeのProjects(同名の別機能) → ChatGPTのプロジェクト共有で何が見えるか

Claude in Chrome

Anthropic社が提供するChrome拡張機能で、Claudeが人間と同じようにWebサイトを読み取り・クリック・文字入力して操作します。APIやMCP(裏口)が用意されていない業務ツールでも、画面操作(表口)で自動化できるのが特長です。Pro・Max・Team・Enterpriseの有料プラン向けに提供され、Chromeブラウザ版は2026年7月時点ではベータ版です。

→ Claude in Chromeで業務を自動化する(表口ルート)

Claude Dashboards

Anthropic社が2026年10月8日にベータ公開した、データから「生きたダッシュボード」を作るClaudeの機能です。BigQueryやSnowflakeなどのデータ基盤やSalesforceなどのCRMをつなぎ、ふだんの言葉で質問するとClaudeがクエリを書いて、データが変わると更新されるダッシュボードを組み立てます。どの数字をクリックしても、その数字を出したクエリが見えるのが特長です。Pro・Max・Team・Enterpriseの有料プランで使え、無料プランは対象外です。同じ日に発表されたClaude Motion(レポートや操作説明を、動画生成モデルを使わずコードで動く短いアニメーションにしてMP4で書き出す機能)はTeam・Enterpriseだけで、Claude Docs・Slides・Designはベータを終えて無料プランを含む全プランで使えます。

→ Claude Dashboards・Motionとは(プラン別の対応表) → Claude Coworkとチャットが統合(Docs・Slidesの初登場)

Claude Fable 5

Anthropic社が2026年6月に発表した、新世代Claudeの最上位AIモデルです。従来の最上位だったOpusの上に新設された「Mythosクラス」という階層に属します。一般に使えるのはこのFable系と実務向けのSonnet 5の2つで、同じ基盤モデルから一部の安全対策を解除したClaude Mythos系は承認された組織だけに提供されます。2026年9月1日には後継のClaude Fable 5.1が発表され、API料金は同額のままキャッシュ読み取りが1/4に値下げされました。Claude Codeの頭脳としても選択でき、当サイトでは「日常はSonnet 5・Opus 5、難問はFable系」という使い分けで位置づけています。

→ Claude 5とは(Fable 5・Mythos 5・Sonnet 5の整理) → Claude Fable 5.1とは(Mythos 5.1との違いと料金・使い分けの結論) → Claude Fable 5.1 vs OpenAI Astra(頂上対決を3ラウンドで予想) → GPT-6 Astraが正式リリース(料金・提供範囲・監視の変化)

Claude Opus 5

Anthropic社が2026年7月24日に発表したOpusクラスの新世代AIモデルです。最上位のClaude Fable 5のフロンティア級の知能を半額(API料金は100万トークンあたり入力5ドル・出力25ドル)で提供すると公式に説明され、Claude Maxプランの標準モデルに位置づけられています。2026年9月22日に後継のClaude Opus 5.5(API料金は入力4ドル・出力20ドル、公式は「ほとんどの仕事でFable 5.1と同レベルをOpus 5より40%安く」と説明)が発表され、Claude Codeの既定モデルもOpus 5.5に切り替わりました。当サイトでは公式の「まずOpus 5.5から・難問はFable 5.1」という使い分けを採用しています。

→ Claude Opus 5.5とは(Fable 5.1級を40%安く・Claude Codeの既定モデルに) → Claude Haiku 5.5とは(単価は前世代の10分の1・Opus 5.5/Sonnet 5.5との使い分け) → Claude Opus 5とは(Fable 5との違いと使い分け)

Astra(アストラ)

OpenAI社の最上位AIモデルです。2026年9月3日(米国時間)に「GPT-6 Astra」として正式リリースされました(モデルID `gpt-6-astra`)。同社の安全基準で最上位の「Critical」級サイバー能力に達した最初のモデルで、コンテキストウィンドウは105万トークン、API料金は100万トークンあたり入力10ドル・出力50ドルです。リリース初日に使えるのは限られた組織だけで、ChatGPTのPlus・Pro・Business・Enterprise、API、AWSへは「数日以内」に広がると公式が表明しています。名前は2026年8月1日の公式レポート(内部版が長年未解決だった数学・理論計算機科学の10問を解いた)で先に判明していました。

→ OpenAI Astraとは(未解決だった数学10問を解いた次期メジャーモデル) → Claude Fable 5.1 vs OpenAI Astra(頂上対決を3ラウンドで予想)

GPT-5.6(Sol・Terra・Luna)

OpenAI社が2026年6月26日に発表し、7月9日に全ユーザーへ公開したAIモデル群です。最上位のSol、性能と価格のバランス型のTerra、最速・最安のLunaという3階層で構成されます。2026年7月30日にLunaが80%・Terraが20%値下げされ、API料金は100万トークンあたりLunaが入力0.20ドル・出力1.20ドル、Terraが入力2ドル・出力12ドル、Solは据え置きで入力5ドル・出力30ドルです。ChatGPT・ChatGPT Work・Codex・APIのすべてで利用できます。2026年9月には次の世代のGPT-6(Astraが9月3日、Sol・Lunaが9月22日)が正式リリースされ、GPT-6 Sol・LunaのAPI料金はGPT-5.6の同階層の半額になりました。9月29日には、GPT-6 Solの後継のGPT-6.1 Solが発表されています。2026年10月7日(米国時間)にはChatGPTのChatタブの標準モデルがGPT-6(Plus以上はSol、無料・GoはLuna)へ移り始めました。

→ GPT-5.6とは(Sol・Terra・Lunaの3階層の整理) → GPT-5.6が全ユーザーに公開(ChatGPTアプリ刷新) → OpenAIのAPI料金が最大80%値下げ(新価格と背景) → GPT-6 Sol・Lunaが正式リリース(API半額・ChatGPTではWorkとCodexだけ) → GPT-6.1 Solが登場(1週間で後継・料金は据え置き) → GPT-6がChatGPTの通常チャットに登場(Intelligent UIとは)

Gemini Notebook(旧NotebookLM)

Googleの資料分析特化AIサービスです。PDFやYouTube動画などの資料をアップロードすると、その内容だけを根拠に要約・回答し、根拠箇所を明示します。2023年にNotebookLMとして登場し、2026年7月16日にGemini Notebookへ改名されました。

→ Gemini Notebookとは(NotebookLM改名の整理) → Gemini Notebookの使い方3ステップ(実演つき) → Gemini Notebookでスライド作成(実測13分の実演) → Gemini Notebookの料金と無料版の上限(実機確認) → Gemini Notebookに音声ファイルを入れる(発表4本・計17分の実演)

Gemini Spark(ジェミニ スパーク)

24時間365日クラウド上でバックグラウンド稼働するGoogleのパーソナルAIエージェントです。Geminiアプリに組み込まれ、GmailやGoogle ドキュメント・スプレッドシートと連携してメール整理・情報収集・予定登録などのタスクを代行します。2026年のGoogle I/Oで発表され、日本では2026年7月29日にGoogle AI Proユーザーへの順次提供開始が公式発表されました。

→ Gemini Sparkとは(日本のGoogle AI Proにも開放が始まったAIエージェント)

dots(ChatGPT)

OpenAI社が2026年9月29日(米国時間)に発表した、ChatGPTの常時稼働エージェントです。GPT-6 Astraを搭載し、専用のクラウドコンピューターを持ち、接続したアプリを横断して、会話と会話の合間も作業を進めます。提供開始時点の対象はPro(欧州経済領域・スイス・英国を除く市場)・Business Premium・Enterprise(管理者が有効にするベータ)で、Plus・Go・無料プランは対象に挙がっていません。

→ ChatGPTのdotsとは(頼まれる前に動く常時稼働エージェント)

Grok(グロック)

イーロン・マスク氏が設立したxAI(2026年2月からSpaceX傘下)が開発するAIアシスタントです。X(旧Twitter)と連携し、grok.comとiOS/Androidアプリで利用できます。画像生成・編集機能のGrok Imagineを含み、2026年8月7日には新しい画像生成・編集モデル「Imagine Image 2.0」(通称Grok Imagine 2)が正式発表され、2026年8月12日には長時間のエージェント作業に重点を置いた旗艦モデル「Grok 4.6」が公開されました。

→ Grok 4.6とは(長時間エージェントに舵・Cursor買収完了とセット) → Grok Imagine 2とは(精密編集とテンプレート15種で「実務の道具」に)

Kimi(Moonshot AI)

中国のAI企業Moonshot AI(月之暗面)が開発する対話型AI(大規模言語モデル)です。2023年10月に長文読解を武器に発表され、同年11月に一般公開されました。2026年7月16日発表の最新モデルKimi K3は総パラメータ数約2.8兆で、モデルの中身(重み)は2026年7月26日にHugging Faceで公開され、公開時点で世界最大級のオープンウェイトモデルとなりました。名前は創業者・楊植麟氏の英語のニックネームに由来します。

→ 楊植麟(ヤン・ジーリン)とは(Kimiを作った創業者の経歴)

Qwen(クウェン)

中国のEC・クラウド大手Alibaba(アリババ)のAIチームが開発するAIモデルファミリーです。小型から最上位まで幅広く展開し、モデルの中身(ウェイト)を無料公開するオープンウェイト路線で知られます。2026年8月3日に最上位のQwen3.8-Max(総パラメータ2.4兆)が正式公開され、Max級として初めてオープンウェイト化が予告されました。

→ Qwen3.8-Maxとは(Alibaba最上位AIの正式公開とオープンウェイト化)

オープンウェイト(open weights)

AIモデルの中身であるウェイト(学習結果の数値の集合体)を無料で公開することです。公開されたモデルは自分のサーバーで動かしたり、派生モデルを作ったりできます。商用利用の可否など細かい条件はモデルごとに付くライセンスで決まります。KimiやQwenなど中国発のAIがこの路線を採っていることで知られ、2026年8月にはMetaも手元のPC・Macで動くエージェント向けモデル「Muse Glimmer」をこの形で公開しました。

→ Qwen3.8-Maxとは(Max級初のオープンウェイト化) → Meta Muse Glimmerとは(自分のPCの中だけで動く300億パラメータのエージェントモデル)

Hugging Face(ハギングフェイス)

世界中の企業や研究者が作ったAIモデルとデータセットを公開・共有するプラットフォームです。開発者がコードを置くGitHubのAI版のような存在で、「GitHub of AI」と呼ばれます。2026年8月、NVIDIAが129億ドルで買収することで合意したと報じられました(報道段階)。

→ NVIDIAのHugging Face買収報道と直近3年のAI業界M&A買収額ランキング

ターミナル(CLI)

パソコンを文字の命令で操作するための画面です。CLI(コマンドラインインターフェース)とも呼ばれ、Claude Code・Codexはこの画面の中で動きます。黒い画面に身構える方が多いですが、実際に打ち込むのはほとんど日本語の依頼文です。

→ Claude Code超入門②(セットアップ)

GitHub

作ったファイルやコードを保存し、変更の履歴を残せる保管サービスです。ホームページや業務アプリの「正本の置き場所」として使い、いつでも過去の状態に戻せるのが安心材料になります。

→ ホームページを4時間で公開した実録

デプロイ

作ったプログラムを、実際に動く場所に配置して使える状態にすることです。GitHubに保存したコードをVercelやCloudflareが受け取り、インターネットからアクセスできるURLとして公開するまでの一連の流れを指します。

→ サーバーレスとは「待機をやめる」方式 → VercelとCloudflareの違い

サーバーレス

プログラムを動かすコンピュータを自分で用意して24時間待機させておく、という役割を持たずに済む方式です。サーバー自体は提供側にあり、アクセスが来た瞬間だけ動いて終わると片づけられます。動いていない時間の実行費用と管理の手間が消える代わりに、最初の1回は起動から始まるので遅い、前回の続きを当てにできない、といった制約が付いてきます。

→ サーバーレスとは「待機をやめる」方式 → VercelとCloudflareの違い

Cloudflare Workers

Cloudflareのネットワーク上でアプリのプログラムを動かす仕組みです。サーバーを借りて管理する代わりに、コードだけを置くと世界中の拠点で実行されます。データベースやファイル置き場、AIといったCloudflareの他のサービスを、設定1行でつなげて使えるのが特徴です。

→ サーバーレスとは「待機をやめる」方式 → VercelとCloudflareの違い → MCPサーバーをCloudflare Workersの無料プランで動かした実測

Supabase

アプリのデータを保存するデータベースと、ログイン機能をまとめて提供するサービスです。ログイン中の本人のデータだけを見せる制限(RLS=行レベルセキュリティ)をかけられるため、非エンジニアが業務アプリを作るときの「鍵付きの倉庫と受付係」の役割を担います。

→ 非エンジニアが動く業務アプリをAIに作らせる始め方 → Supabaseのセキュリティ設定(RLS・APIキー・3条件の拒否テスト)

Basic認証

Webページに鍵をかける仕組みの1つです。設定したページを開こうとすると、ブラウザがID・パスワードを尋ねる小さな窓を出し、正しく入力されるまで中身を表示しません。アプリの中に作る会員ログインとは別物で、サーバーの設定や短いコード(ミドルウェア)で当てられるため、管理画面や公開前のページを外から開けないようにする最初の一手として使われます。ID・パスワードは暗号化されずに送られるので、HTTPSでの配信が前提です。

→ 管理画面の作り方(/adminをBasic認証で隠す) → Supabaseのセキュリティ設定(RLS・APIキー・3条件の拒否テスト)

Vercel

GitHubに保存した内容から、ホームページやアプリをインターネットに公開してくれるサービスです。最初に一度GitHubとつなげば、以後はGitHubに保存し直すたびに公開中のサイトが自動で更新されます。

→ ホームページを4時間で公開した実録 → VercelとCloudflareの違い

Claude Code・Codexの機能

MCP(Model Context Protocol)

AIと外部ツールをつなぐためのオープンな共通規格で、一言で言えば「AIのためのUSB」です。パソコンのUSBがマウスでも外付けディスクでも同じ差し込み口で使えるように、MCPという同じ規格でNotionにもGmailにもつなげます。Anthropic社が提唱し、Claude Codeは数百種類の外部ツールにこの方式で接続できます。

→ MCPとは(1ページ解説) → MCP連携の始め方 → MCPサーバーを自作するメリット(教材を配る側の構成)

Skills(スキル / SKILL.md)

Claude Codeに特定の作業手順を覚えさせておく機能です。手順を書いたSKILL.mdというファイルを用意しておくと、どんな依頼のときにその手順を使うべきかをClaude Codeが自分で判断し、毎回同じ流れ・同じ品質で作業を再現します。反復業務のマニュアルをAIに持たせるイメージです。

→ Skillsの使い方 → Skillsを改善するには(直しの置き場所3つ)

Agent Skills(エージェントスキル)

AIエージェントに手順書を持たせるためのオープンな共通仕様です。SKILL.mdを含むフォルダという最小の形式だけを決めており、もともとAnthropicが開発してオープン標準として公開されました。Claude Code・Codexをはじめ多くのツールが対応しているため、一度作った手順書はツールをまたいで再利用できます。

→ Skillsの使い方 → Codexのスキルが .agents に置かれる理由

Agent Plugins(エージェントプラグイン)

AIエージェントを拡張するプラグインのオープンな共通規格です。2026年8月6日にバージョン1.0.0が公開されました。Agent SkillsとMCPサーバー設定を1つのフォルダにまとめ、ChatGPT・Codex・Cursor・GitHub Copilot・Kiro・VS Codeなどのクライアント間で持ち運べるようにします。Vercelが提案し、AWS・Anysphere(Cursor)・GitHub・Microsoft・OpenAIの代表と共同で策定しました。

→ Agent Pluginsとは(発表の整理)

サブエージェント

親のAIエージェントが仕事の一部を切り出して任せる「部下のAI」です。ファクトチェック担当・レビュー担当のような役割特化のAIを置き、人間の組織で専門スタッフを配置するのと同じ発想で分業させます。並行して作業を進められるのも利点です。

→ サブエージェントとは(部下8人の実例) → Claude Code超入門③

CLAUDE.md

Claude Codeが各セッションの開始時に必ず読み込む、自分で書いておく指示書です。事業の前提・守ってほしいルール・用語の使い方などを書いておくと、毎回説明しなくても、Claude Codeがそれを踏まえて動くようになります。プロジェクトのフォルダに置くCLAUDE.mdという名前のテキストファイルです。

→ CLAUDE.mdを社内憲法にする

AGENTS.md

AIコーディングエージェントに毎回読ませる前提や指示をまとめる、オープンな共通フォーマットです。リポジトリのルートに置くと、OpenAIのCodexをはじめ多くのツールが作業前に読み込みます。Linux Foundation傘下のAgentic AI Foundationが管理しており、6万件以上のオープンソースプロジェクトで使われています。Claude Codeが既定で読むのはCLAUDE.mdですが、2026年9月19日公開のv2.1.277以降は、CLAUDE.mdが無いフォルダではAGENTS.mdを読みます。

→ AGENTS.mdとCLAUDE.mdの違い → Claude CodeがAGENTS.mdに対応(v2.1.277) → カスタム指示=グローバルAGENTS.mdの編集画面

定期実行(Routines)

Claude Codeへの指示(プロンプト)と対象リポジトリ・連携ツールをひとまとめに保存し、決めたスケジュールで自動で走らせる機能です。Anthropic社のクラウド上で動くため、自分のパソコンを閉じていても実行されます。2026年6月時点ではリサーチプレビュー(試験提供)として、Pro・Max・Team・Enterpriseの各プランで使えます。

→ 定期実行で業務を自動化する

Computer Use

AIが人間と同じように画面を見て、クリックや文字入力でアプリやブラウザを直接操作する仕組みです。ファイル操作だけでは届かない「画面上の作業」まで任せられ、API連携(裏口)が用意されていないツールも自動化できます。特定の製品名ではなく操作方式を指し、Claude in ChromeやClaude Code・Codexなど複数の実装があります。

→ Computer Useとは(仕組みの解説) → Claude CodeとCodexの使い分け

サンドボックス(sandbox)

AIエージェントが操作できる範囲を、あらかじめ区切っておく隔離された実行の枠組みです。Codexでは読み取り専用・ワークスペース書き込み(作業フォルダの中だけ変更可)・フルアクセスの3段階から選び、承認モードと組み合わせて安全を確保します。狭い設定から始めて、確認できた操作だけを個別に許可していくのが基本です。

→ Codexの承認モードはどれを選ぶ?

用語の意味がつかめたら、次は自分の業務で動かしてみる番です。何から始めるかはパラシュート学習法とはとClaude Codeとはからどうぞ。

「AI Crew」は株式会社AI Orchestraの登録商標(登録第6942947号)です。