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Claude Code超入門②|最大の壁は「ターミナル」。非エンジニアのためのセットアップ完全ガイド
Claude Codeに興味を持った非エンジニアの方が、最初に脱落するポイントはどこか。機能の難しさでも、料金でもありません。「ターミナル」を開いた瞬間です。
この記事は「Claude Code超入門」の第2回として、最大のハードルである初期セットアップを、つまずきポイントごと潰しながら解説します。
なぜ「ターミナル」が最初の壁になるのか
ターミナルは、黒い画面に文字が並ぶだけのアプリです。それなのに、映画でハッカーがコマンドを打つイメージがあるせいか、「自分には無理」「触ったら壊れそう」という心理的な壁が生まれます。実際、ここでやめてしまう人が本当に多い。
ChatGPTやGeminiはブラウザを開けばすぐ使えますが、Claude Codeは事前の環境整備が必要です。この初期セットアップが、非エンジニアにとって最大のハードルになっています。
僕は個人向けAI講座「AI Crew」と法人研修で、150名以上の方にClaude Codeをお伝えしてきました。職業エンジニアはそのうち1名だけ。残りはほぼ全員「ターミナルって何?」というレベルからのスタートです。それでも、セットアップさえ終えれば皆さん表情が変わります。やることは、インストールして、コマンドを2回打つだけですから。
セットアップの全体像(8ステップ)
- ターミナルアプリ「Warp」をインストール
- (Windowsのみ)Git for Windowsをインストール
- Claude Code本体をインストール
- ターミナルで
claudeコマンドを実行 - ブラウザでClaudeアカウントを認証
- 作業フォルダを作成
- ターミナルで作業フォルダに移動
- もう一度
claudeを実行して完了
ターミナルはMac標準のものでも、CursorやVS Codeに付いているものでも動きます。それでも僕がWarpをすすめるのは、複数の入力窓を開いて並行作業しやすく、ターミナルだけで業務を完結させやすいから。最初から本番で使うものを入れておくのが、一番の近道です。
各ステップの進め方
Step 1〜2: Warp(とGit for Windows)を入れる
Warpは公式サイトから自分のOS用をダウンロードして、普通のアプリと同じようにインストールするだけです。Windowsの方は、Git for Windowsも公式サイトからインストールしてください。設定はすべてデフォルトのまま「Next」を押し続ければOK。中身を理解する必要はありません。
Step 3〜5: Claude Codeを入れて認証する
Warpを開いて、次のコマンドを貼り付けて実行します。
Macの場合:
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
Windowsの場合:
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
終わったら claude と打ってEnter。ブラウザが自動で開くので、Claudeアカウントでログインすれば認証完了です。なお、Claude Codeの利用には月額22ドルのProプラン以上が必要です。
Step 6〜8: 作業フォルダをつくって、もう一度起動する
デスクトップに新しいフォルダをつくります。フォルダ名は ai_work のような半角英数字にしてください(日本語名は文字化けの原因になります)。
ターミナルで cd と打ってから、そのフォルダをターミナルにドラッグ&ドロップするとパスが自動入力されます。Enterで移動したら、もう一度 claude を実行。これでセットアップ完了です。
あとは日本語で「議事録を整理して」「メールの下書きを作って」と話しかければ、Claude Codeが動き始めます。
【重要】プライバシー設定を必ず確認する
ひとつだけ、必ずやってほしい設定があります。学習データ提供の設定をOFFにすることです。
ONのままだと、自分が打ち込んだチャットやコードが、AnthropicのAIモデルの訓練データとして使われる可能性があります。業務情報を扱うなら必須の設定です。
- Claude.aiの左下のアカウント名をクリック
- 「設定」を開く
- 左メニューから「プライバシー」を選択
- 「Claudeの改善にご協力ください」のトグルをOFF
後から気づくと「あの議事録、もう送ってしまったかも」と気持ち悪い思いをします。最初にやっておきましょう。
つまずきやすい3つのポイント
Q1. 「コマンドが見つかりません」と出る
インストール直後のターミナルが古い状態を参照しているだけです。Warpを完全に閉じて、開き直すだけで解決します。
Q2. Pro課金は本当に必要?
はい、無料プランではClaude Codeは使えません。最低ラインが月額22ドルのProプラン、本格運用なら月額100ドル以上のMaxプランをおすすめしています。「高い」と感じるかもしれませんが、毎月1〜2時間でも業務が短縮できれば、その月のうちに元が取れます。最初の1業務を自動化した段階で、投資回収は終わっていると僕は考えています。
Q3. 「作業フォルダ」がよくわからない
作業フォルダは、Claude Codeに見せてもいい資料の置き場です。議事録、SNS投稿案など、任せたい業務のファイルをここに入れていきます。迷ったら、デスクトップに ai_work フォルダをひとつ作るだけで十分です。
セットアップの先にあるもの
ここまで終えると、あなたのパソコンには「日本語で指示するだけで動く専属エンジニア」が常駐している状態になります。初期設定さえ越えてしまえば、その先は本当に難しくありません。逆に言えば、ここで止まっている人が多すぎる。WarpにはAIエージェントも付いているので、途中で詰まってもAIに助けてもらえます。
ただし、ここで完了したのは「Claude Codeが動く状態」を作ることだけ。業務時間が実際に短縮されるのは、自分の業務をClaude Codeに任せていく工程からです。そして、ここには順番があります。いきなり一番難しい業務に手を出すと、ほぼ失敗します。
次回は、Claude Codeを「仕事の基盤」にするためのロードマップを、5つのステップで解説します。