Claude Code(クロードコード)を使いこなせない人は56.3%|勉強会アンケート・有効回答71人【2026年8月・自社調査】
「AIが仕事を変える」と言われて久しいのに、自分はまだ何も変わっていない。周りはどんどん使いこなしているように見える——そう感じている方に、先に結論をお伝えします。使いこなせていない人のほうが、多数派です。
調査で分かったこと: 2026年8月6日に開催した無料のオンライン勉強会の申込者アンケートで、回答した71人(すでにAI Crewを受講中の方を除く)のうち、56.3%がClaude Code(クロードコード)を「触ったことがない」または「一度触ったがよく分からなかった」と回答しました。夜21時からの勉強会にわざわざ申し込むほど意欲のある人たちの、半分以上が定着していません。
数字を出す理由は1つだけです。「自分だけが落ちこぼれている」という思い込みは、次の一歩を止める一番の原因だからです。実態はそうではない、という話をします。
この調査は誰に何を聞いたのか
- 対象: 2026年8月6日にオンライン開催した無料勉強会(Codex完全攻略ロードマップ勉強会)の申込者
- 有効回答: 71人
- 設問: 年代・職業・Claude Codeの習熟度・Codexに期待すること
- 集計: 2026年8月1日時点(すでにAI Crewを受講している人は母数から除外し、講座を受けていない方だけを集計)
一般の調査会社が集めたパネルではなく、AIエージェントを学びに来た人という母集団である点が、この数字のポイントです。関心がない層は含まれていません。
結果①:56.3%が、まだ定着していない
| Claude Codeの習熟度 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 触ったことがない | 24人 | 33.8% |
| 一度触ったがよく分からなかった | 16人 | 22.5% |
| 時々触っている | 15人 | 21.1% |
| 毎日、業務の基盤として使っている | 16人 | 22.5% |
上2つを合わせた未定着が40人で56.3%。実際に動かせている人(時々+毎日)は31人で43.7%でした。
注目したいのは、「一度触ったがよく分からなかった」と答えた22.5%の人たちです。この人たちは、一度は自分で触るところまで進んでいます。行動力がないわけでも、情報を知らないわけでもない。それでも止まっている。ここに、AI活用のいちばん大きな断層があります。
結果②:年代で見ると、30代が40代より詰まっている
| 年代 | 人数(構成比) | 未定着 | 未定着率 |
|---|---|---|---|
| 20代 | 8人(11.3%) | 2人 | 25% |
| 30代 | 21人(29.6%) | 14人 | 67% |
| 40代 | 26人(36.6%) | 11人 | 42% |
| 50代以上 | 16人(22.5%) | 13人 | 81% |
50代以上は16人中13人、81%が未定着。ここは想像どおりかもしれません。
意外だったのは30代(67%)が40代(42%)より高いことです。年齢が上がるほど使えなくなる、という単純な話ではありませんでした。デジタルに慣れている世代でも、AIエージェントは別物として詰まる。年齢だけで説明できる話ではありません。
結果③:申し込んでいるのは会社員が6割
| 職業 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 会社員 | 41人 | 57.7% |
| 個人事業主 | 18人 | 25.4% |
| 経営者 | 7人 | 9.9% |
| その他 | 5人 | 7.0% |
事業者(個人事業主+経営者)は25人で35.2%。会社員が過半数を占めました。
一人で決めて一人で使う立場(事業者)と、組織のルールの中で使う立場(会社員)では、AIエージェントで詰まる場所が違います。会社員の場合、実力以前に社内で使えるツールが限られているという壁が先に来ます(この壁を権限申請なしで越える方法は勉強会レポートで扱っています)。
止まる場所は、能力ではなく「初手に5つ重なっていること」
では、なぜ半分以上が止まるのか。勉強会の冒頭でみやっち🧑💻がお伝えしたのは、Claude Codeをターミナル版で始めると、初手に難所が5つ同時に来るという話でした。
- 黒い画面(ターミナル)——ターミナル版で始めると最初に出るのがこの画面で、見た瞬間に「自分の領域ではない」と感じる
- 承認の連続——設定で頻度を下げられるものの、初期状態では何を許可しているのか分からないまま判断を求められ続ける
- 英語表示——応答そのものは設定で日本語にできるが、画面の表示やエラーは英語のまま流れていく
- 初期設定——動かす前の準備が多い
- 専門用語——調べた先の解説も、また専門用語で書かれている
このどれか1つなら越えられます。問題は、使い始めの最初の場面で5つ全部が来ることです。これは学ぶ側の能力の問題ではなく、道具の入口の設計の問題です。「自分には向いていなかった」と結論づけた人の多くは、実際には向き不向き以前のところで止まっています。
つまずきの具体的な中身(コネクタの設定場所、指示の書き方、プランの上げ方など)はClaude Code初心者がつまずくポイント5選にまとめています。今回の調査は「どれくらいの人が止まっているか」の実数、あちらは「何で止まるか」の各論です。
そしてこの5つのさらに手前、ツールを開く前のパソコン操作や仕事の構え方でつまずいている場合もあります。その6分野はAIを使いこなすには(AI以前の6分野)で、ショートカット表つきで解説しました。
データの外側:講座で見てきた「越え方」
一方で、43.7%は動かせています。この調査では越え方までは聞いていません(設問は年代・職業・習熟度・Codexへの期待の4問だけです)。ここから先は、講座の運営で見てきた実感の話として読んでください。
先に完璧な理解を目指さず、自分の業務で動くものを1つ作ってしまうこと。 順番が逆になっている人ほど止まります。用語を調べる→仕組みを理解する→それから作る、と進めると、理解の途中で力尽きます。専門用語の壁が5つ重なっているのだから、当然です。
先に1つ動かすと、景色が変わります。たとえば毎月手でやっていた請求書まわりの作業が、頼むだけで終わる状態になる——実際にそこまで作った受講生の例はClaude Codeの受講生事例にまとめています。この状態を一度体験すると、次に詰まったときに調べる動機が生まれます。分からないことを潰してから進むのではなく、動かしながら必要な箇所だけ降りて学ぶ。AI Crewではこれをパラシュート学習法と呼んでいます。
そして、この順序で進むのに向いているのが、いまCodex(コーデックス)です。ChatGPTのデスクトップアプリの中から始められるので、ターミナルを開いてインストールする工程が要りません。Claude Codeにもデスクトップアプリ版はありますが、すでにChatGPTを使っている人にとっては、いま入っているアプリの中に入口があるのが大きな違いです。細かい機能差はあるものの、日本語で頼んで作業してもらうという流れ自体は変わりません。だから「Claude Codeで諦めた人ほど、Codexから入り直す価値がある」という話を勉強会でしました。当日話した内容はこちらのレポートにまとめています。
よくある質問
未定着56.3%は、他の調査と比べて高いのですか?
比較対象になる同条件の調査は見つかっていないため、高い・低いの判定はできません。この記事で言えるのは「AIエージェントを学びに来るほど意欲のある層でも、半分以上が定着していない」という事実の提示までです。
使いこなせていないのは、始めるのが遅かったからでしょうか?
調査からはそう読めません。「一度触ったがよく分からなかった」が22.5%いることが示すのは、着手の早さより、着手したあとに何が起きるかのほうが定着を左右するということです。早く始めても、初手の5要因で止まれば同じ場所に戻ります。
非エンジニアでも本当に使えるようになりますか?
AI Crewの受講生はほぼ全員が非エンジニアで、職業エンジニアは数名です。ただし「勉強しなくていい」という意味ではありません。最初に動くものを作り、詰まった箇所から必要な知識に降りていくという順序で進めた結果、プログラミング経験のない状態から自分の業務で使う道具を作れるようになった受講生がいます。
50代からでは遅いですか?
50代以上の未定着率81%は、年齢そのものより「初手の5要因に一人で向き合っている人が多い」ことを反映していると考えています。そのため勉強会でも、画面操作を速く流さず、1つの操作ごとに手を動かす時間を取る設計にしています。
数字を見て「もったいない」と思ったこと
56.3%という数字を見て思ったのは、危機感ではなくもったいなさでした。この人たちはすでに情報を持っていて、時間を使って勉強会に申し込むところまで来ています。足りていないのは意欲でも情報でもなく、最初の1つを動かし切る場所だけです。
まずは無料セミナーでお会いしましょう。