Claude Code(クロードコード)がAGENTS.mdに対応|CLAUDE.mdが無いときだけ読む仕組みを実機で確認【v2.1.277】

Claude Codeが、2026年9月19日(日本時間)に公開されたバージョン2.1.277でAGENTS.mdを読めるようになりました。これまでClaude Codeが毎回読むプロジェクトの指示書はCLAUDE.md(と .claude/rules/)だけで、Codexなどが読むAGENTS.mdは、CLAUDE.mdから取り込むかシンボリックリンクでつながない限り読まれませんでした。

結論から言うと、すでにCLAUDE.mdで回している人は何も変えなくて大丈夫です。 今回の変更で動きが変わるのは、CLAUDE.mdを置いていないフォルダ、つまりCodexで始めた案件や、人からもらったリポジトリをClaude Codeで開いたときだけです。

Claude CodeのAGENTS.md対応とは Claude Code v2.1.277で追加された機能。作業フォルダとその上の階層にCLAUDE.md・CLAUDE.local.mdが1つも無いとき、代わりにAGENTS.mdをプロジェクトの指示書として読む。CLAUDE.mdがあればCLAUDE.mdだけを読むのが既定で、両方読ませたいときは /config の「Project instructions」で切り替える。Amazon Bedrockなど他社クラウド経由の利用では、まだ使えない。

AGENTS.md対応後のClaude Codeがどのファイルを読むかをまとめた図。AGENTS.mdだけならAGENTS.mdを読む、CLAUDE.mdもあればCLAUDE.mdだけ、両方読ませるにはProject instructionsをclaude-md-and-agents-mdにする。実機の4パターン検証の結果つき

本記事は、Claude Codeの公式CHANGELOGと公式ドキュメント(2026年9月20日時点)に、みやっち🧑‍💻が手元のClaude Code 2.1.278で試した結果を加えて整理した速報です。実機で確かめたのは、どのファイルが読まれるかの読み分けだけです。検証はヘッドレス実行(claude -p)で行ったため、後述する /config の画面と「AGENTS.md loaded」の表示は公式ドキュメントの記述によります。

Claude CodeはAGENTS.mdをいつ読むのか

公式ドキュメントの読み分けは、フォルダにどのファイルがあるかで3通りに分かれます。

フォルダにあるものClaude Codeが読むもの
AGENTS.mdだけ(作業フォルダとその上にCLAUDE.md・CLAUDE.local.mdが無い)AGENTS.md
AGENTS.mdとCLAUDE.md(またはCLAUDE.local.md)CLAUDE.mdだけ
CLAUDE.mdの中に @AGENTS.md と書いて取り込んでいるCLAUDE.md(取り込んだAGENTS.mdも入る)

判定のときに数えるのは、作業フォルダとその上の階層にある CLAUDE.md・.claude/CLAUDE.md・CLAUDE.local.md の3つです。個人設定の ~/.claude/CLAUDE.md や .claude/rules/ は数えず、AGENTS.mdと一緒に読まれ続けます。個人設定を置いている人でも、プロジェクト側にCLAUDE.mdが無ければAGENTS.mdは読まれます。

逆に、AGENTS.local.md・AGENTS.override.md・.agents/ フォルダの中身は、Claude Codeは読みません。Codexのスキルが置かれる .agents フォルダまでClaude Codeが拾うようになったわけではない点は、分けて覚えておいてください。

実機で試した4パターンの結果

みやっち🧑‍💻は2026年9月20日の朝、手元のMac(Claude Code 2.1.278)でテスト用のフォルダを作って確かめました。AGENTS.mdには「この案件の合言葉は『みかん大福』」、CLAUDE.mdには「返答の最後に必ず『以上です』と付ける」と書き、「このプロジェクトの合言葉は? 指示ファイルに書かれていなければ『不明』と答えて」と聞いています。返答が「不明」なら、指示ファイルが読まれていないということです。

#フォルダの中身・設定返答読まれたもの
1AGENTS.mdだけ(更新直後・この版で最初の実行)「不明」なし
2AGENTS.mdだけ(2回目の実行)「みかん大福」AGENTS.md
3AGENTS.md+CLAUDE.md(既定の設定)「不明」+「以上です」CLAUDE.mdだけ
4AGENTS.md+CLAUDE.md(両方読む設定※)「みかん大福」+「以上です」両方

※#4の「両方読む設定」は、/config ではなく起動時に設定ファイルを指定する --settings で instructionFiles を claude-md-and-agents-md にして再現しました。

2と3は公式ドキュメントの読み分けの表どおり、4も設定値の説明どおりでした。意外だったのは1回目で、AGENTS.mdしか無いのに読まれませんでした。公式ドキュメントには、機能を追加したバージョンへ上げた最初のセッションではその機能が欠けることがあり、次のセッションから使える、という趣旨の説明があります。この端末は自動アップデートを切っていて2.1.278を入れた直後だったので、これに当たったと考えられます。アップデート直後に試して「読まれない」と判断せず、もう一度起動し直してから確認してください。

CLAUDE.mdとAGENTS.mdを両方読ませる方法

両方のファイルを読ませたいときは、Claude Codeの画面で /config と打って設定パネルを開き、「Project instructions」を切り替えます。選べる値は4つです。

値読むもの
claude-md-or-agents-md(既定)CLAUDE.md。無いときだけAGENTS.md
claude-md-and-agents-md両方。各フォルダでCLAUDE.mdが先、AGENTS.mdが後
claude-mdCLAUDE.mdだけ(今までと同じ動き)
managed-only起動時は組織が配る管理用のCLAUDE.mdと自動メモリだけ(サブフォルダのCLAUDE.md・パス別ルールは、そこのファイルを読むときに読み込まれる)

claude-md-and-agents-md にしても、CLAUDE.mdから取り込んだりシンボリックリンクでつないだりしているAGENTS.mdは二重には読まれません。設定ファイルで指定する方法もありますが、効くのは個人の ~/.claude/settings.json、起動時に渡す --settings ファイル、組織の管理設定の3つで、プロジェクトの設定ファイルに書いても無視されます。リポジトリに設定を入れてチーム全員を「両方読む」にそろえる、という使い方はできない点に注意してください。

AGENTS.mdを置いたのに読まれないときの確認順

公式ドキュメントのトラブル対応と、今回の実機結果から、確認する順番は次のとおりです。

  1. 上の階層にCLAUDE.md・CLAUDE.local.mdが無いかを探す。1つでもあれば、既定ではそちらが優先されます
  2. claude --version でv2.1.277以降かを確かめる。それより前のバージョンでは、そもそもこの機能がありません
  3. アップデート直後の最初のセッションではないかを確かめる。一度終了して起動し直します
  4. Amazon Bedrockなど他社クラウド経由、またはテレメトリを無効にしていないかを確かめる。この場合は /config に「Project instructions」自体が表示されません
  5. /config の「Project instructions」が claude-md か managed-only になっていないかを見る

公式ドキュメントは、disableAllHooks・allowManagedHooksOnly を設定している場合と、/plugin で組み込みの agents-md プラグインを無効にしている場合も、AGENTS.mdが読まれない条件として挙げています。

1つ目でいちばん引っかかりやすいのがCLAUDE.local.mdです。AGENTS.mdで回しているフォルダに、自分だけのメモのつもりでCLAUDE.local.mdを置くと、次に起動したときからAGENTS.mdが読まれなくなります。両方残したいなら、Project instructionsを claude-md-and-agents-md にします。

もう1つ、読まれたかの確かめ方にも注意があります。設定でAGENTS.mdを直接読ませている場合、AGENTS.mdは /memory や /context のファイル一覧に出てきません。(CLAUDE.mdに @AGENTS.md と書いて取り込んでいる場合は、CLAUDE.mdとして一覧に出ます。)直接読ませているときは、対話画面に出る「AGENTS.md loaded」という行を見るか、「このプロジェクトの指示には何と書いてある?」とClaude Codeに直接聞くのが確実です。

Claude CodeとCodexを併用している人は、今の運用を変えるべきか

CLAUDE.mdで回っているなら、変えなくて大丈夫です。みやっち🧑‍💻は、Claude Code側のCLAUDE.mdを1つの正本にして、Codexが読むAGENTS.mdをそこへのシンボリックリンクにしています(全体共通の設定の経緯はCodexのカスタム指示の正体に書きました)。Claude Codeから見ると、CLAUDE.mdはこれまでどおり読まれ、既定の設定ではCLAUDE.mdがあるフォルダのAGENTS.mdは読まれません。今回の変更で、この構成の動きは変わりません。

公式ドキュメントも、以前からの回避策をほぼそのままでよいとしています。

  • CLAUDE.mdに @AGENTS.md と書いて取り込んでいる: そのままでよい。二重に読まれることはない
  • CLAUDE.mdをAGENTS.mdへのシンボリックリンクにしている: そのままでよい
  • CLAUDE.mdに「AGENTS.mdを読んで」と文章で書いている: 読むかどうかがClaude Codeの判断任せになるので、CLAUDE.mdを消すか、@AGENTS.md の取り込みに書き換える
  • 起動時にAGENTS.mdを表示するフックを作っている: 消す。同じ内容が二重に入る

変わるのは、これから始める人の選択肢です。Claude Code・Codexの両方を使うなら、指示書はAGENTS.md 1枚を正本にするのが一番ラクになりました。 Claude Codeにだけ伝えたいルールが出てきたら、CLAUDE.mdを足して先頭に @AGENTS.md と書き、その下に専用のルールを書きます。Windowsの人がいるチームでは、シンボリックリンクではなくこの取り込み方式にしてください(公式ドキュメントは、Windowsではシンボリックリンクの作成に管理者権限か開発者モードが必要で、さらにGitがシンボリックリンクを普通のテキストファイルとして取り出すことがあると注意しています)。

ただし、設定で直接読ませるAGENTS.mdは、CLAUDE.mdと完全に同じ扱いではありません。公式ドキュメントは違いとして、/memory・/context の一覧に出ないことのほか、InstructionsLoaded フックが発火しないこと、--add-dir で足したフォルダのAGENTS.mdは読まれないことを挙げています。フックで指示書の読み込みを検知している人や、--add-dir を常用している人は、@AGENTS.md の取り込み方式のほうが安全です。

置き場所の全体像と、Codexのスキルが .agents に置かれる理由はAGENTS.mdとCLAUDE.mdの違いで、2つのツールの役割分担はClaude CodeとCodexの併用のやり方でまとめています。

指示書を1つにまとめると何が変わるのか

指示書は、AIに渡す「事業の前提」です。お客さまの呼び方、使ってはいけない言い回し、作業フォルダの決まり。これが1つのファイルにまとまっていれば、Claude Codeに任せてもCodexに任せても、同じ前提で仕事が進みます。

これまでは、ツールごとに指示書の名前が違うため、2つを別々に管理すると中身が食い違っていきました。みやっち🧑‍💻がシンボリックリンクで1つにまとめてきたのもそのためです。今回の対応で、AGENTS.mdを正本にしておけば、どちらのツールで開いても同じ前提が読まれる状態を、つなぎ込みの工夫なしで作れるようになりました。

AIエージェントを自分の分身として育てるときの本体は、ツールではなく、この指示書と手順書の側に貯まっていきます。書き方の基本はCLAUDE.mdを社内憲法にするで解説しています。

よくある質問

AGENTS.mdだけでClaude Codeは使えますか

使えます。v2.1.277以降、作業フォルダとその上の階層にCLAUDE.md・CLAUDE.local.mdが無ければ、Claude CodeはAGENTS.mdを指示書として読みます。ただしAmazon Bedrockなど他社クラウド経由の利用や、テレメトリを無効にしている場合は読まれないので、CLAUDE.mdに @AGENTS.md と1行書いて取り込みます。

AGENTS.mdとCLAUDE.mdの両方がある場合はどうなりますか

既定の設定では、CLAUDE.mdだけが読まれ、AGENTS.mdは読まれません。みやっち🧑‍💻の実機検証でも、両方あるフォルダではCLAUDE.mdの指示だけが効きました。両方読ませたいときは /config の「Project instructions」を claude-md-and-agents-md にします。

サブフォルダのAGENTS.mdも読まれますか

読まれます。プロジェクト側にCLAUDE.mdが無い場合、Claude Codeがサブフォルダのファイルを開いたときに、そのサブフォルダにCLAUDE.md類が無ければ、そこのAGENTS.mdも読みます。起動時に読まれるのは、作業フォルダとその上の階層にあるAGENTS.mdと .claude/AGENTS.md です。

指示書の書き方から、Claude Code・Codexを自分の分身として仕事に組み込むところまでは、講座でも手を動かしながら扱っています。まず無料セミナーでお会いしましょう。

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