SNS運用のAI活用|“インスタダイエット講師の女王”がClaude Code(クロードコード)未経験から初日で自分専用AIチームを作った実録
AIの学校「AI Crew」を運営しているみやっち🧑💻です。SNS運用のAI活用は、投稿文の生成ツールを探すことからではなく、自分の過去発信をぜんぶAIに覚えさせることから始めてください。長年の発信資産を覚えたAIは、一般論ではなく「自分の言葉」で動く分身になります。
SNS運用のAI活用の始め方: SNS運用のAI活用は、①過去の投稿・動画台本・講座資料などのアウトプットを1つのフォルダに集める、②普段使いのツールをAIにつなぐ、の2ステップで始めます。この土台の上でAIエージェントに指示すると、投稿づくりから顧客対応の仕組みづくりまで、本人の発信履歴に基づく「自分専用のAIチーム」として動きます。
今回は受講生実績の実録です。AI Crew受講生で、みやっち🧑💻が“インスタダイエット講師の女王”と呼ぶMONAさん(@monabodymake)がオフィスに来てくれて、Claude Codeの個別コンサルを行いました。MONAさんは、この日までClaude Codeに一度も触れたことがありません。その完全未経験の状態から、初日で「SNS運用AIチーム」の土台ができるまでを、当日の記録そのままにお届けします(本記事は本人の掲載確認を得て公開しています)。
スタート地点はセッション数0。ここから伝説が始まる
コンサル開始時点の、MONAさんのClaude Code利用状況ダッシュボードがこちらです。

セッション0、メッセージ0、合計トークン数0、アクティブ日数0。正真正銘の完全未経験です。みやっち🧑💻に言わせれば、これは「ここから伝説が始まる」瞬間の記念写真です。何かを始める前の人のダッシュボードは、全員この画面です。
先にMONAさんの事業を整理しておくと、集客チャネルはInstagramとYouTube。講座は、ダイエット講師を育てる講師養成講座と、ダイエッター向けのダイエット講座の2本立てで、Instagramのアカウントもこの2講座に対応して2つ運用しています。発信歴は10年以上。過去の投稿・動画・講座資料という資産は大量にあるのに、その全体を覚えているのはMONAさん本人の頭の中だけ、という状態でした。
初日にやったこと①: AIチームの設計をClaude Codeに任せる
最初の指示は「SNS運用のAIチームを設計してください」という趣旨のひと言でした。ここで面白いのは、Claude Codeが一方的に作り始めるのではなく、設計に必要なことを逆質問してくるところです。モデルは最新のClaude Fable 5を使いました。

「主に運用したいSNSはどれですか? ここで選ばれなかったSNSのフォルダやチームは、原則として作成しません」——こうした質問に答えていくと、「MONA AI」と名付けたフォルダの中に、SNSごとのチームとナレッジの置き場所が組み上がっていきます。途中で提示された計画も2人で一緒に読み、伝えた情報と食い違っているところがないかを確かめてから先へ進みました。
初日にやったこと②: 「カルピスの原液」をURLで流し込む
チームの器ができたら、次は中身、つまりナレッジです。やることは驚くほど単純で、自分の発信のURLをチャットに送るだけです。この日に流し込んだのは次の4つでした。
- InstagramとYouTubeのアカウントURLをそのまま送る
- Canvaで作った直近のセミナー資料もURLで送る
- Googleドキュメントに散らばっているYouTube台本は、Googleドライブを接続して「ドライブをざっと見て、YouTubeの台本っぽいものをナレッジとして入れて」と音声入力で指示
- 講座の添削のLoom録画(Loomは画面録画の共有サービス)は、リンクがスプレッドシートにまとまっていたので、Claude in Chromeにブラウザを操作させて書き起こしを集める方針に
みやっち🧑💻はこの作業を「カルピスの原液づくり」と呼んでいます。濃いナレッジの原液を一度作ってしまえば、あとはInstagramにもYouTubeにもLINE配信にも薄めて注げます。逆に原液がないまま生成AIに投稿文を書かせると、誰にでも書ける薄い文章しか出てきません。
初日にやったこと③: UTAGEとChatworkをつなぎ、AIが実データを見られる状態にする
ナレッジと並ぶもう1つの柱が、普段使いのツールとの接続です。MONAさんは会員サイトにUTAGE、コミュニティサイトにChatworkを使っているので、この2つをつなぎました。
- UTAGEは、Claudeの設定画面からMCP連携のカスタムコネクタとしてURLを登録し、ログインして接続。「UTAGEで取れる情報を軽く教えて」と聞いて何が見えるかを確認し、購入者のタグからサンプルを数名出すテストまでその場で通しました
- ChatworkはAPIトークンを発行して接続し、チャットの部屋一覧をAIから参照できることを確認しました
ここまでつながると、AIチームは「本人の発信履歴を覚えていて、顧客リストや日々のやり取りも参照できる」状態になります。投稿文がうまくなるという話ではなく、事業のデータを見ながら動ける分身ができるということです。
初日にやったこと④: 食事写真から「ポーション」を判定するGPTsに着手
仕上げに、MONAさんがやりたかったアプリ作りにも着手しました。ダイエッター向け講座では「1ポーション=80kcal」という単位で食事指導をしていて、受講生が食事の写真を送ると何ポーションかが分かる仕組みが欲しい、という要望です。
これはGPTsがぴったりです。今回のGPTsで用意するものは実質2つ、指示文(内部プロンプト)と、知識としてアップロードするファイルです。その2つをClaude Codeに作らせて、指示文は貼り付け、知識ファイルはアップロードするだけという分担をレクチャーしました。さらに、②で集めている添削の書き起こしをナレッジ化すれば、過去の膨大な個別フィードバックを土台にしたアドバイスGPTsを受講生に渡す、という次の一手も見えてきます。
途中で利用上限に到達。その場でMaxプランへ
事業のナレッジを一気に流し込む初日は、いちばんAIを働かせる日でもあります。途中で利用上限に達したため、MONAさんはその場でMaxプラン(月額100ドル以上)へアップグレードして続行しました。料金の考え方はMaxプラン回収の記事に書いたとおりで、事業で使うなら「上限を気にせずAIに働いてもらえる環境」を先に整えるほうが早い、というのがみやっち🧑💻の考えです。
ちなみにこの日は、コンサルの途中で2人でサラダランチにも行きました。MONAさんがごちそうしてくれました。ごちそうさまでした!

みやっち🧑💻のやり方は、実は2つしかない
コンサルの終盤でMONAさんに伝えたのは、次の2つだけです。
- 自分の制作物・アウトプットを、すべて1つのフォルダにまとめる
- 普段使いしているツールを、すべてAIにつなげる
この状態さえ作れば、あとはClaude Codeに指示するだけで、ローンチのLINE配信を過去のセミナー内容を踏まえて書く、といったことまでできるようになります。ただし正直に言うと、ナレッジの土台づくりは1日では終わりません。みやっち🧑💻の感覚では2〜3日かかります。そしてもう1つ大事なのが断捨離です。10年以上の発信には、今の自分と考えが違うものも混ざっています。全部を入れるのではなく、今でも使えるナレッジだけを入れる。この整理こそが、AIチームの品質を決めます。
なぜ投稿文生成ツールではなく「自分専用のAIチーム」なのか
汎用の投稿文生成ツールや、単発でChatGPTに相談するやり方では、あなたの10年分の発信を踏まえた提案は返ってきません。ナレッジをファイルとして手元に持たせ、UTAGEやChatworkのような普段使いのツールへ接続できるClaude Code・CodexのようなAIエージェントだからこそ、「自分の言葉で動き、自分のデータを見られる分身チーム」が作れます。
MONAさんはこの日、1件ずつ肉声で返してきた添削をGPTsという資産に変える入口に立ち、投稿づくりを「毎回ゼロから」ではなく「原液からの横展開」に変える土台を作りました。帰り際の感想は「楽しい。一瞬で時間過ぎちゃった」。セッション数0の画面から始まった伝説の続きは、また追いかけて記事にします。
AI Crewには、MONAさんのような発信者から、経営者・個人事業主・士業・会社員まで、ほぼ全員が非エンジニアの受講生が集まっています。講座はClaude Code・Codexの両方に対応しています。他の受講生の実例はClaude Codeの受講生実績6選と受講生対談・りょうこさんの記事に、講座そのものの説明はAI Crewとはにまとめています。自分の発信資産をAIチームに変える第一歩が気になった方は、まず無料セミナーでお会いしましょう。