Claude CodeのComputer Useの使い方|Teamプランでは使えない。有効化の手順と使える4つの条件
先に結論です。Claude CodeでComputer Useを使えるのは、個人向けのProプランかMaxプランで、自分のパソコンの上でClaude Codeを動かしているときです。デスクトップアプリ(Mac・Windows)なら設定画面のトグルをオンにし(Macは画面操作の権限の許可も必要)、Macのターミナルで使うなら /mcp から computer-use を有効にします。法人向けのTeamプランとEnterpriseプランでは、2026年10月時点では使えません。
Claude CodeのComputer Useとは Claude Codeが、パソコンの画面を見て、マウスとキーボードでアプリを操作できるようにする機能です。APIやMCPでつながらないアプリでも、人が画面で操作できるものなら作業を任せられます。最初は無効になっていて、使うアプリはその都度、人が許可します。
みやっち🧑💻が2026年10月13日に、Claudeのデスクトップアプリの設定画面で見た表示がこれです。「コンピューター使用」の見出しに「ベータ」の印が付き、トグルにカーソルを合わせると「コンピューター操作は、Team プランと Enterprise プランではまだご利用いただけません。」と出ました。

Computer Useという仕組みそのものの説明はComputer Useとはにまとめています。この記事は、Claude Codeで実際にオンにする手順と、使える条件に絞ります。仕様は2026年10月21日に公式ドキュメント(CLIのComputer Use・デスクトップアプリ)で確かめ、22日に再確認した内容です。
Claude CodeのComputer Useが使える4つの条件
項目が出てこない、トグルが押せないときは、次の4つを順に確かめてください。
| 条件 | デスクトップアプリ | CLI(ターミナル) |
|---|---|---|
| ① プラン | Pro・Max(Team・Enterpriseは不可) | Pro・Max(Team・Enterpriseは不可) |
| ② OS | Mac・Windows | Macのみ(Linux・Windowsは不可) |
| ③ ログイン | Claudeのアカウント(Pro・Max) | claude.aiのアカウント(Amazon Bedrock等の経由は不可) |
| ④ 動かす場所 | 自分のパソコンでアプリを起動している | 対話モード(-p の非対話モードは不可) |
④について、デスクトップアプリの設定画面には「このコンピューターでは実行されないクラウドCodeセッションでは利用できません。」と書かれています。Computer Useは自分のパソコンの画面を動かす機能なので、クラウド側で動いているセッションからは使えません。
公式ドキュメントでは、Computer Useは「リサーチプレビュー」という位置づけです。公式の安全ガイドと日本語の設定画面では「ベータ」と表示されていました。どちらも、仕様が今後変わりうる段階だという意味で受け取っておくのが安全です。
Teamプラン・Enterpriseプランでは使えない
2026年10月時点で、Claude CodeのComputer UseはTeam・Enterpriseプランでは提供されていません。公式ドキュメントにも、設定画面のツールチップにも、そう書かれています。社員にTeamプランでClaude Codeを配っている会社では、画面操作を前提にした業務はまだ組めない、ということです。
設定画面の文言は「まだご利用いただけません」です。将来の提供予定までは書かれていないので、この記事でも予想はしません。Teamプランの料金や個人プランとの違いはClaude Teamプランとは、配る前に決めておく設定はClaude Teamプランの設定にまとめています。
デスクトップアプリで有効にする手順(Mac・Windows)
非エンジニアの方には、まずこちらをおすすめします。公式の手順は次のとおりです。
- Claudeのデスクトップアプリを最新版に更新し、再起動する
- 設定を開き、「コンピューター使用」の項目で「コンピュータ使用を有効にする」をオンにする(公式ドキュメント上の場所は Settings > This computer > System)
- Windowsはここで完了。Macは続けて「Accessibility(アクセシビリティ)」(クリック・入力・スクロールのため)と「Screen Recording(画面収録)」(画面を見るため)の2つの権限を許可する
公式ドキュメントによると、Macの2つの権限は、設定画面にそれぞれの状態が出ます。許可されていないものはバッジを押すと、Macのシステム設定の該当画面が開きます。トグル自体が見当たらないときは、上の4つの条件と、アプリが最新かを確かめてください。
Macのターミナル(CLI)で有効にする手順
ターミナルでClaude Codeを使っている場合、Computer Useは computer-use という名前の組み込みMCPサーバーとして入っています。最初は無効です。公式の手順は次のとおりです。
- Claude Codeを対話モードで起動し、
/mcpと入力する - 一覧の
computer-use(無効と表示)を選び、「Enable」を選ぶ。この設定はプロジェクトごとに保存される - 初めて画面を操作するときに出る案内に従い、Macの「Accessibility(アクセシビリティ)」と「Screen Recording(画面収録)」を許可して「Try again」を選ぶ。画面収録の許可後は、Claude Codeの再起動が必要になることがある
/mcp に computer-use が出てこないときは、Macか、Pro・Maxプランか(/status で確認できます)、claude.aiでログインしているか、を確かめます。
オンにしても全部のアプリは触らない:アプリごとの許可
Computer Useをオンにしただけで、パソコンのすべてのアプリを操作できるようになるわけではありません。Claudeがあるアプリを初めて使おうとすると、どのアプリを操作したいかが表示され、「Allow for this session(このセッションだけ許可)」か「Deny(拒否)」を選びます。許可はそのセッションの間だけ有効です。
アプリの種類によって、できる操作の範囲も決まっています(利用者が変えることはできません)。
| 種類 | Claudeができること |
|---|---|
| ブラウザ・株などの取引ツール | 画面を見るだけ |
| ターミナル・プログラミング用の編集ソフト | クリックとスクロールだけ(文字入力やショートカットはできない) |
| それ以外のアプリ | クリック・入力・ドラッグ・ショートカットまで |
ターミナル(シェル操作と同等)、Finder(どのファイルでも読み書きできる)、システム設定(設定を変えられる)のように影響の大きいアプリには、許可の画面に追加の警告が出ます。作業中は許可したアプリ以外が隠れ、終わると元に戻ります(デスクトップアプリは、元に戻すかどうかを設定で変えられます)。止めたいときは、どこにいても Esc キーで止められます。
どんな作業に使うか:APIやMCPでつながらないアプリ
Claude Codeは、Computer Useを最初に選ぶわけではありません。公式ドキュメントによると、そのサービス用のMCPサーバーがあればそれを使い、コマンドで済むならコマンドを使い、ブラウザの作業でClaude in Chromeが設定されていればそれを使います。どれも当てはまらないときに、画面操作に回ります。画面操作は一番幅広い代わりに、一番時間がかかる方法だからです。
だから向いているのは、APIもMCPも用意されていない、画面でしか触れないアプリです。みやっち🧑💻の場合は動画編集ソフトでした。2026年10月8日には、Claude Codeのデスクトップアプリに動画編集ソフト(Premiere)の画面を操作させています。そのときの様子はClaude FableとOpusの違いに書きました。
また、みやっち🧑💻が別に作った動画編集の教材(AI Crewの講座とは別の教材)では、PremiereやCapCutをClaude Codeに操作させる流れに「Computer Useをオンにする」手順を入れています。順番は、Computer Useをオンにする→AIカンパニーを作る→編集のルールを決める→PremiereかCapCutで編集して直す、です。Codex側の手順も並べて用意しました。教材が想定している状態の変化はこうです。
- これまで:編集ソフトの中の作業は、AIに頼めず自分の手で操作するしかなかった
- オンにした後:決めたルールを渡して、編集ソフトの画面操作そのものをClaude Codeに任せ、自分は結果を確かめて直す役に回れる
動画編集をAIにどこまで任せられるかは、Claude Code・Codexで動画編集はどこまでできる?で、できたこととまだ試している最中のことを分けて書いています。
安全に使うために、最初に決めておくこと
公式ドキュメントは、Computer Useは隔離された環境ではなく「実際のデスクトップ」で動く、と注意しています。Claudeは画面に映ったものを読むので、公式の安全ガイドでは次のような使い方を勧めています。
- 機密情報のあるファイルやアプリは、使う前に閉じておく
- 銀行・医療・行政など、機密性の高いアプリには操作を許可しない(デスクトップアプリには、最初から拒否するアプリの一覧も設定できます)
- 調べ物や整理のような簡単な作業から始め、指示は具体的に書く
- 慣れるまでは、Claudeの作業を見守る
ガイドは、Claudeに組み込まれた危険な操作を避ける仕組みも「絶対ではない」と書いています。これだけやれば安全、という手順はありません。顧客情報を扱う業務で使うかどうかは、自社の規定や取引先との契約によっても変わるので、必要に応じて社内の情報システム担当や専門家に相談してください。本記事は法的助言ではありません。
よくある質問
WindowsでもClaude CodeのComputer Useは使えますか
使えます。ただしデスクトップアプリの場合です。ターミナルで動かすClaude Code(CLI)のComputer UseはMac専用で、Windowsでは使えないと公式ドキュメントに書かれています。Windowsのデスクトップアプリでは、設定のトグルをオンにすれば追加の権限設定はいりません。
Computer UseはMCPと何が違いますか
MCPは、アプリやサービスが用意した連携の入り口を通してAIがデータをやりとりする仕組みです。Computer Useは、その入り口がないアプリを画面越しに操作します。Claude Codeでは、MCPで済む作業はMCPが先に使われます。違いの全体像はMCPとはも参考にしてください。
複数のClaude Codeで同時に画面を操作できますか
できません。パソコンを操作できるのは一度に1つのセッションだけで、別のセッションが使っている間は、そのセッションを終えるまでエラーになります。
画面でしか触れないアプリまで含めて、自分の仕事をClaude Code・Codexに任せる形に作り替える。その作り替えを、講座で一緒に進めています。まず無料セミナーでお会いしましょう。




