Claude Code・Codexが重いときの対処法|PCの負荷・サービスの混雑・会話の長さを順に切り分ける

先に結論です。Claude CodeやCodexが重いと感じたら、いきなり再起動を繰り返さず、PCの負荷→サービス側の混雑→会話の長さの順に、見る場所を決めて確かめてください。原因がどこにあるかで、やることが変わるからです。なお、「上限に達しました」で止まるのは使用量の上限で、重さとは別の問題です。

Claude Code・Codexが重いときの切り分け Claude Code・Codexの動きが遅い・止まる原因は、主に①PC側の負荷(メモリ・CPU)②通信・サービス側の混雑や障害 ③会話(セッション)が長くなったこと、の3つに分けて確かめられます。PC側はMacのアクティビティモニタかWindowsのタスクマネージャー、サービス側は公式のステータスページ、会話の長さは /compact や再起動で確かめます。

みやっち🧑‍💻は、法人・個人を問わず数百人以上に対面でClaude Code・Codexの使い方を教えてきました。体感では8割以上の方に、AIの使い方より先にPC操作やインターネットの基礎で手が止まる場面がありました(統計調査ではなく、みやっち🧑‍💻の体感です)。「重い」もその1つで、2026年10月の会員向け全体ライブの教材でも、負荷の見方を独立した項目にしています。この記事では、その教材の順序を公式の記述と照らし合わせて整理します。どれも「これで必ず直る」手順ではなく、原因の場所を絞るための確認です。

まず症状から、疑う場所を決める

「重い」の中身は人によって違います。最初に、いまの症状がどれに近いかを決めてください。

症状まず疑う場所見るところ
ほかのアプリやブラウザも遅い。PC全体がカクつくPC側の負荷Mac:アクティビティモニタ/Windows:タスクマネージャー
PCは軽いのに返事が来ない。500番台・529などのエラーが出るサービス側の混雑・障害公式ステータスページ
長く使っているセッションだけ遅い・指示からズレてくる会話の長さ/compact、作業の区切りでの再起動・新しいチャット
「上限に達しました」と表示されて送れない使用量の上限(重さとは別)各プランの利用状況

VS Codeの中で使っている場合も、デスクトップアプリで使っている場合も、まず見る順番は同じです。VS Codeやブラウザ自体もメモリを使う1つのアプリなので、PC側の確認ではそれらも対象に入れます。

PC側の負荷:Macはアクティビティモニタで見る

教材では、開いているタブやアプリはメモリやCPUなどの資源を使う、と整理しています。メモリは作業中のデータを広げる場所で、同時に動かすものが増えると足りなくなることがあります。CPUは処理を進める部分で、動画処理や複数アプリの処理で使用率が上がることがあります。

Macでは、⌘+Spaceを押して「アクティビティモニタ」と入力して起動します。

  1. 「CPU」のタブで「% CPU」の列を見て、どのアプリが処理を使っているかを確かめる
  2. 「メモリ」のタブで、アプリ別の使用量と、ウインドウ下部の「メモリプレッシャー」のグラフを見る
  3. 何が重いかを確かめてから、使っていないアプリを終了する

Appleの公式ガイド「アクティビティモニタでMacに追加のRAMが必要かどうかを確認する」では、メモリプレッシャーのグラフが緑ならRAMを効率的に使えている状態、黄色は今後足りなくなる可能性、赤はより多くのRAMが必要な状態と説明されています。教材でも、メモリの使用量の数字が大きいことだけで異常と判断せず、見るのはグラフの色、と整理しています。

PC側の負荷:Windowsはタスクマネージャーで見る

Windowsでは、Ctrl+Shift+Escでタスクマネージャーを開きます(Microsoftのキーボードショートカット一覧にある操作です)。教材では、見る場所を次の2つに分けています。

  • 「プロセス」:アプリごとのCPU・メモリなどの使用量。使用率の高い項目を確かめる
  • 「パフォーマンス」:PC全体のCPU・メモリ・ディスクなど。どの資源に負荷がかかっているかを見る

不要なタブやアプリを閉じたら、使用率や動きが変わるかをもう一度見ます。名前を見てもよく分からないシステムの処理は、むやみに終了しないでください。

PCのメモリと並列作業の関係は、Claude Code初心者がつまずくポイント5選の「ブラウザが落ちた」の実例も参考になります。ショートカットやアプリの切り替えなど、AI以前のPC操作の全体像はAIを使いこなすための「AI以前」の6分野にまとめています。

反応しないときは、通常終了から順に試す

画面が止まって見えるとき、すぐに強制終了する前に、AIがまだ処理中なのか、本当に反応しない状態なのかを確かめます。長い作業を任せていると、何も表示が変わらないまま処理が続いていることがあるからです。教材では次の順序にしています。

  1. 保存できる状態なら保存し、アプリを通常の方法で終了する
  2. 通常終了ができない場合だけ、強制終了して起動し直す(Mac:option+⌘+Esc→対象のアプリ→「強制終了」/Windows:タスクマネージャーで対象のアプリ→「タスクの終了」)

Appleの公式ガイド「Macのアクティビティモニタでアプリまたはプロセスを終了する」でも、強制終了は即座にプロセスを終了するもので、ファイルを開いているとデータが失われる可能性があると書かれています。Claude Codeの場合、Anthropicのトラブルシューティングには、反応しないときはまずCtrl+Cで今の操作の取り消しを試し、だめならターミナルを閉じて再起動する、とあります。同じフォルダで claude --resume を実行すれば会話を再開できるので、再起動しても会話は失われません。

サービス側の混雑:ステータスページを確かめる

PCが軽いのに返事が来ないときは、自分の環境ではなくサービス側で障害や混雑が起きている可能性があります。ここは自分では直せないので、公式のステータスページで状況を確かめてから待つのが近道です。

  • Claude(Claude Code・claude.ai・Claude APIなど):status.claude.com。サービスごとに「Operational(正常)」「Degraded Performance(性能低下)」「Partial Outage」「Major Outage」などが表示され、過去の障害の経過も読めます
  • Codex・ChatGPT:status.openai.com。Codexのグループに、Codex Web・CLI・VS Code拡張などが並んでいます。ChatGPTのグループには、ChatGPTデスクトップアプリ内のCodexの項目もあります

どちらのページも更新の通知を購読できます。

Claude Codeのエラーの説明では、「529 Overloaded」はAPIが混み合っている状態で、使用量の上限ではなく、枠も消費しないとされています。対処として、数分おいて再試行すること、/model で別のモデルに切り替えると作業を続けられること(混雑はモデルごとに管理されているため)が挙げられています。

会話の長さ:/compactと、作業の区切りでの再起動

同じセッションを長く使い続けると、AIが抱える会話の量が増えていきます。Claude Codeのトラブルシューティングでは、CPUやメモリの使用量が高いときの対処として、次のものが挙げられています。

  1. /compact を定期的に使って、会話(コンテキスト)を要約して小さくする
  2. 大きな作業の合間に、Claude Codeを閉じて起動し直す
  3. claude --safe-mode で起動し直し、プラグインやMCP・フックが原因かを確かめる

Claude Code自身が内部で使うメモリ(ヒープ)が2.5GBを超えると、Claude Codeが警告を出す、とも書かれています(アクティビティモニタに出る数字とは別です)。そのときは再起動して claude --continue で会話を新しいプロセスで続けます。/compact でもメモリは減り、2.5GBを下回れば警告は消えます。どれに当てはまるか分からないときは、Claude Codeの中で /doctor を実行すると、設定や会話の量を含めて自動で点検してくれます。

Codexでは、OpenAIのベストプラクティスに、まとまった1つの作業に1つのチャットを使うこと、会話が長くなったら /compact で前半を要約できること、Codexが自動でも圧縮することが書かれています。このページは重さや速度の対処を説明したものではありませんが、会話を作業ごとに分けておくことは、重さの切り分けにも役立ちます。会話が長くなるほど指示からズレていく理由は、コンテキストエンジニアリングとはで詳しく書きました。

「上限に達しました」は重さとは別の問題

作業の途中で「上限に達しました」と表示されて止まるのは、PCの重さでもサービスの障害でもなく、プランの使用量の上限です。仕組みと対処は次の記事で扱っています。

切り分けた結果を残すメモ

同じ「重い」が繰り返すときは、次のメモを残しておくと、原因の場所を見比べやすくなります。AIに相談するときも、このまま貼れば状況が伝わります。

・いつから/何をしていたとき:
・使っている場所:ターミナル/VS Code/デスクトップアプリ
・ほかのアプリも遅いか:はい/いいえ
・アクティビティモニタ(タスクマネージャー)で使用率が高いもの:
・メモリプレッシャーの色(Macのみ):緑/黄/赤
・ステータスページの表示:
・同じセッションを使っている時間・やり取りの量:
・試したこと(閉じたアプリ、/compact、再起動など)と、その後どう変わったか:

重い処理を任せるほど、PCの負荷を見る場面が増える

みやっち🧑‍💻は、動画編集のような重い処理までClaude Code・Codexに任せています(Claude Code・Codexで動画編集はどこまでできる?)。ターミナルやVS Code、デスクトップアプリで使うClaude Code・Codexは自分のPCで動き、PCの中のファイルを読み、動画処理のようなツールまで動かします。チャット画面に文章を返すだけの使い方とは違い、PCそのものが作業場になります。

だからこそ、重いときに見る場所が決まっているかどうかで、止まっている時間が変わります。

  • 見る場所が決まっていないとき:重くなるたびに再起動してやり直し、原因が分からないまま同じことを繰り返しがちです
  • 見る場所を決めたあと:PCの負荷・ステータスページ・会話の長さを順に確かめ、自分で直せることと、待つしかないことを分けられます

教材の締めくくりにも「使い終わったタブ・アプリを閉じ、重いときは負荷を見る」と書きました。地味な操作ですが、AIに大きな仕事を任せる前提になる基礎です。

よくある質問

メモリの多いPCに買い替えれば、Claude Code・Codexは重くなくなりますか

重さの原因がPC側のメモリ不足なら効果が見込めますが、原因がサービス側の混雑や会話の長さにある場合は変わりません。Macなら、まずアクティビティモニタのメモリプレッシャーが黄色や赤になっているかを確かめてから判断してください。

Claude Codeの「529 Overloaded」は、使いすぎたせいですか

Anthropicの公式のエラー説明では、529はAPIが混み合っている状態で、使用量の上限ではなく枠も消費しないとされています。status.claude.com を確かめ、数分おいて再試行するか、/model で別のモデルに切り替えます。

重いときに慌てず原因の場所を絞れると、AIに任せる仕事の大きさも変わってきます。負荷の見方は会員向けの全体ライブ教材でも扱っていて、講座では、自分の仕事をClaude Code・Codexで動く形に作り替えるやり方を扱っています。まず無料セミナーでお会いしましょう。

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