Codexのリセットはいつ来る?|OpenAIのCodex担当が「28日間、毎日改善かフルリセット」を宣言【2026年10月5日】

Codexのリセットは、待つものではありません。OpenAIでCodexとChatGPTを担当するTibo Sottiaux(ティボ・ソティオ)氏は2026年10月5日(日本時間)、これから28日間「毎日1つ改善を出すか、出せない日は利用枠をフルリセットする」とXで宣言しましたが、リセットが約束されているのは改善を出せなかった日だけです。 1日目に出たのはリセットではなく、速度の改善でした。この記事は10月6日朝の時点の情報で、宣言の中身と、Codexの上限に当たったときに何から試すかを整理します。

Codexのリセットとは: Codexの利用枠(5時間ごとの枠と週ごとの枠)の使った分を、ゼロに戻すこと。表示された時刻が来ると自動で戻るもの、手持ちのリセットを自分で使うもの、OpenAIが利用者へ一斉に行うものがある。2026年10月5日の宣言でいう「フルリセット」は、OpenAIが行う側のリセットにあたる。

Codexの28日間の宣言までの流れ。10月2日に一斉リセットの予告、10月4日に方針の表明、10月5日に28日間の宣言、10月6日に1日目の改善として速度が約50%向上

何が宣言されたのか

宣言は、Sottiaux氏が日本時間の10月5日午前5時33分に投稿したXのポストです。中身は短く、次の3点に分けられます。

  1. 期間は28日間。その間、毎日どちらかを出す
  2. 出すものの1つ目は改善。「はっきりした改善」で、CodexとChatGPT Workを使う人の大半に関係するもの、という条件が付いています
  3. 改善を出せない日は、フルリセット(原文は、毎日「改善かフルリセットのどちらか」を出すという言い方で、要の語句は “ship a full reset”)

返信欄では「不具合の修正を数えるのではなく、大きな改善を出す」という趣旨の補足もしています。一方で、フルリセットの対象になるプランや、28日間の最終日は書かれていません。1日目の投稿が現地時間の10月5日だったので、そのまま数えると28日目は11月1日です。

この宣言が載っているのは、Sottiaux氏個人のXだけです。OpenAIのニュースページ、ChatGPTのリリースノート、Codexの更新履歴には、10月6日朝の時点で記載がありません。

1日目に出たのは「速度が約50%速くなる」改善

1日目の内容は、日本時間の10月6日午前2時20分に投稿されました。

  • 対象のモデル: GPT-6 AstraとGPT-6.1 Sol
  • 内容: 標準の速度を約50%速くした。続く投稿では、1秒あたり30トークンだった出力が50トークンに届くと説明しています
  • 対象の使い方: 月額プラン(サブスクリプション)で使う場合。OpenAIの製品全体に加えて、ChatGPTのアカウントでサインインして使う外部のツールにも及ぶとしています
  • 利用者がすること: 何もありません。設定の変更は不要で、投稿から2時間以内に体感できるはず、という説明でした

注意したいのは、これは速度の話であって、利用枠が増えたという話ではないことです。投稿は、5時間あたりに使える量や週の上限には触れていません。速く返ってくるようになっても、上限に当たるまでに使える量が増えたとは限りません。

そして宣言の条件どおりなら、改善が出た日にリセットが出る約束はありません。1日目はまさにその形でした。

なぜこの宣言が出たのか

宣言の前の数日を並べると、流れが見えます。

OpenAIは9月29日にGPT-6.1 Solを発表しました。Sottiaux氏は日本時間の10月2日、出だしの遅さをお詫びする投稿をしています。最初の2日間に負荷が急増して速度が落ちていたこと、すでに想定の速度に戻ったこと、そしてすべての有料ChatGPTアカウントを対象に一斉リセットを行うことを予告する内容でした。

続いて10月4日には、今後の取り組みを絞る方針を示しています。手がけるのは、簡素化、より多く使えるようにするための効率化、画期的な機能、新しいモデルだけ。利用者から「もっとシンプルにしてほしい」という声がはっきり届いている、とも書いています。

28日間の宣言は、この方針表明の翌日です。つまり今回の宣言は、遅さへのお詫びとして一斉リセットを予告した直後にこれからは毎日の改善で返し、返せない日はリセットで埋め合わせる、という趣旨の約束をした形になっています。

リセットを当てにしてよいか

みやっち🧑‍💻の線引きを書きます。この28日間も、リセットを当てにして仕事の予定を組むべきではありません。 理由は3つあります。

1つ目は、宣言の仕組みそのものです。リセットは「改善を出せなかった日」の埋め合わせなので、OpenAIが約束を守って改善を出し続けるほど、リセットを出す理由がなくなります。1日目がそうでした。

2つ目は、リセットされても重いモデルを回せばすぐ使い切ることです。みやっち🧑‍💻は9月にCodexの上限に当たってリセットを使いましたが、1時間ほどでまた上限に達しました(経緯はCodexのクレジットの実測レビューに書いています)。リセットは枠を1回分戻すだけで、枠そのものを大きくするものではありません。

3つ目は、約束の形です。宣言はSottiaux氏個人のXの投稿で、対象のプランも最終日も書かれていません。条件が途中で変わっても、公式のヘルプや料金ページと照らして確かめる手段がありません。OpenAIのヘルプページも、一回限りのリセットは対象の利用者に「行うことがある」もので、「将来のリセットは保証されない」と書いています(10月6日確認)。

28日間で期待してよいのは、リセットよりも毎日の改善のほうです。1日目の速度改善のように、こちらは何もしなくても効きます。

上限に当たったら、何から試すか

OpenAIのヘルプページは、上限に近づいたときにまず設定か利用状況の画面を開き、どの枠が尽きたのか、クレジットの残高、表示されているリセット時刻を確認するよう案内しています。Codex CLIなら、作業中に /status と入力すれば確認できます。そのうえで表示される選択肢は、クレジットを足す、使えるリセットがあれば使う、プランを上げる、表示されたリセット時刻まで待つ、の4つのうち、そのアカウントで使えるものです。サポートに頼んでも上限はリセットされない、とも同じページに書かれています。

みやっち🧑‍💻が勧める順番は次のとおりです。

  1. リセット時刻を見る。残り時間が短いなら、待つあいだに別の作業をするのが一番安く済みます
  2. モデルを軽くする。同じ5時間の枠でも、使えるメッセージ数はモデルで大きく違います(下の表)
  3. この28日間は、その日に一斉リセットが出ていないかをSottiaux氏のXで確認する。クレジットを買う前の、ひと目の確認です
  4. 今日中に終わらせる必要があるときだけ、クレジットを足す

公式の料金ページが載せている、Plusプランで手元のパソコンから使う場合の5時間あたりの目安は次のとおりです(10月6日時点)。

モデル5時間あたりのメッセージ数の目安(Plus)
GPT-6 Astra5〜45
GPT-6.1 Sol15〜160
GPT-6 Sol15〜150
GPT-6 Luna350〜3,000

公式はこの数字を固定の上限ではなく概算だとしていて、週ごとの上限が別にかかることもあると書いています。Proプランには、現在5時間ごとの上限がありません。一番重いAstraと一番軽いLunaでは、目安に数十倍の開きがあります。上限に当たるたびにリセットを探すより、仕事の中身でモデルを分けるほうが効きます。

よくある質問

Codexのリセットはいつ来ますか

時間で自動的に戻るリセットの時刻は、利用状況の画面と、Codex CLIの /status に表示されます。OpenAIが行う一斉リセットに、公開された予定はありません。ヘルプページも、将来のリセットは保証されないとしています。この28日間に限っては「改善を出せなかった日に出す」という宣言があるだけです。

無料プランやGoプランもフルリセットの対象ですか

宣言には、対象のプランが書かれていません。直近の10月2日に予告された一斉リセットは、すべての有料ChatGPTアカウントが対象でした。

28日間はいつまでですか

終わりの日付は書かれていません。1日目の投稿が現地時間の10月5日だったので、数えると28日目は11月1日(日本時間では11月2日にかかります)です。

ChatGPTのふだんのチャットにも関係しますか

宣言が挙げているのは、CodexとChatGPT Workを使う人です。ヘルプページによると、共有の利用枠やクレジットを使うプランでは、CodexとChatGPT Workなどが同じ枠を分け合っています。ふだんのチャットは、この枠を分け合う機能として挙げられていません。


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