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Claude Codeの定期実行(Routines)入門|PCを閉じても毎週レポートが自動で届く仕組み


「AIに任せる」の一歩先に、「放っておいても勝手に動く」状態があります。Claude Codeの定期実行(Routines)を使うと、決めた曜日・時刻になるとClaude Codeが自分から仕事を始め、しかもパソコンを閉じていてもクラウド上で動きます。

この記事は「Claude Code超入門」シリーズで触れた5ステップの最終ステップ「定期実行」を、非エンジニアの方向けに掘り下げる各論です。

Claude Codeの定期実行(Routines)とは Routinesは、Claude Codeへの指示(プロンプト)と対象リポジトリ・連携ツールをひとまとめに保存し、自動で走らせる機能です。Anthropic社が用意したクラウド上で動くため、自分のパソコンを閉じていても、決めたスケジュールどおりに処理が実行されます。2026年6月時点ではリサーチプレビュー(試験提供)として、Pro・Max・Team・Enterpriseの各プランで使えます。

なぜ「定期実行」が自動化の本丸なのか

普段Claude Codeを使うときは、毎回あなたが指示文(プロンプト)を打ち込んで起動しています。つまり「人間がボタンを押す」ことが処理のきっかけです。

定期実行は、この「人間が押す」を取り払う仕組みです。きっかけを人間ではなくスケジュール(毎週月曜18時など)に置き換えると、あなたが何もしなくても、決めた時刻にClaude Codeが勝手に仕事を始めます。「自分は寝ていたのに仕事が進んでいた」という感覚は、ここで生まれます。

AIエージェントの起動トリガーは3種類ある

Claude Codeを自動で動かすきっかけ(トリガー)は、Routinesで次の3つから選べます。1つのルーチンに複数を組み合わせることもできます。

トリガー何をきっかけに動くか得意な使い道
スケジュール指定した時刻・周期(毎時・毎日・平日・毎週など)定期レポート、定期通知などの反復タスク
API外部からのHTTPリクエスト受信監視ツールやデプロイ後の自動チェックなど、イベント起点の処理
GitHubプルリクエストやリリースなどリポジトリの動きコードレビューの自動化など

経営者・個人事業主・士業・会社員の方がまず使うのは、いちばん上のスケジュールです。「毎週月曜の朝にレポート」「毎月1日に先月の集計」といった、繰り返しの仕事を自動化できます。

Routinesはパソコンを閉じてもクラウドで動く

Claude Codeで定期実行を作る方法はいくつかありますが、入口として一番ラクなのが、このクラウド型のRoutinesです。ローカル(自分のパソコン)で動く方式との違いはこうです。

  • Routines(クラウド型): Anthropicのクラウドで動く。パソコンを閉じていても、電源を切っていても動く。最短の実行間隔は1時間。
  • デスクトップの予定タスク/loopコマンド: 自分のパソコン側で動くため、そのパソコンを起動し続けておく必要がある

毎朝・毎週といった「人が見ていない時間に動かしたい仕事」は、パソコンの電源に縛られないRoutinesが向いています。

設定の流れ:すでに動いている仕事を1つ選んで載せるだけ

非エンジニアの方なら、ターミナルでコマンドを覚える必要はありません。一番かんたんなのは、Claude Codeに日本語で「毎週月曜18時に定期実行して」と頼むやり方(CLIの/scheduleコマンド)です。Claude Codeが必要な情報を聞きながら、ルーチンとして登録してくれます。

登録したルーチンは、ブラウザの管理画面(claude.ai/code/routines)から、指示文・対象リポジトリ・実行環境・スケジュールを画面上で確認・編集できます。最初からこの画面で「New routine」を押して作ることもできます。スケジュールは毎時・毎日・平日・毎週のプリセットから選ぶ形で、これだけで多くの定期業務はカバーできます。

設定でひとつだけ押さえておきたいのが実行環境です。APIキーやトークンといった秘密の情報は、ルーチンに直書きするのではなく、この環境の「環境変数」に登録します。ローカルのパソコンにしかない設定値も、クラウド側の環境に登録しておけば、Claude Codeが実行時に使えます。

みやっち🧑‍💻の実例:YouTubeの週次レポートを毎週月曜18時に自動化

みやっち🧑‍💻の運用では、自分のYouTubeチャンネルの登録者数・総再生数・動画ごとの再生数ランキングを、毎週月曜18時に自動で集計してレポート化しています。手順はこうでした。

  1. 数値を取ってくる小さなスクリプトを、Claude Codeに会話で書いてもらう
  2. そのスクリプト一式をGitHubに上げる
  3. ブラウザのClaude Code上で実行環境を作り、YouTubeのAPIキーを環境変数に登録する
  4. 「毎週月曜18時に定期実行して」と頼んでルーチンに登録する

これで、月曜の夕方になると、パソコンを閉じていてもクラウドでスクリプトが走り、前週との比較まで含んだレポートができあがります。さらにClaude Codeに「Discordに通知して」と伝えておけば、レポートが完成したタイミングで通知が届き、そこから結果を確認できます。

外部ツールとの連携(MCP・API)の整え方はClaude Codeで業務ツールを連携させる記事で詳しく書いています。

補足:スケジュールを細かく指定したいときの「cron式」

プリセットより細かく「毎月1日だけ」「2時間おき」と指定したいときは、cron式という時刻指定の書き方を使います。cron式は「いつ実行するか」を文字で表したルールで、実行する仕組みそのものではありません。

  • 0 9 * * * → 毎日9:00に実行
  • 0 21 * * 1 → 毎週月曜21:00に実行

ただし、ここは非エンジニアの方が無理に覚える必要はありません。まずはプリセットの「毎週」「毎日」から始めて、必要になったら細かい指定に進めば十分です。

始める前に知っておきたい注意点

定期実行は便利ですが、保守的に扱いたいポイントもあります。まずは次の3つから押さえてください。

  • 順番を守る。 定期実行は「すでに人の手で成立している業務」を自動で繰り返す機能です。手順が固まっていない業務をいきなり定期実行に載せると、間違った成果物が週単位で量産されます。業務の言語化からハーネス構築までの土台を先に作る順序は、5ステップのロードマップ記事にまとめています。
  • 「緑のステータス=成功」ではない。 実行履歴が緑でも、それは「処理がエラーなく終了した」という意味で、「指示どおりの成果が出た」とは限りません。最初のうちは中身を必ず人が確認してください。
  • プランごとに1日の実行回数や上限があり、まだ試験提供。 仕様は今後変わる可能性があります。最新の利用枠は管理画面で確認できます。

繰り返しの仕事をひとつ選んで自動化する。そこから始めると、Claude Codeが「指示すると動くAI」から「放っておいても動く仕組み」に変わっていきます。AI Crewでは、この定期実行までの組み立てを、あなたの事業に合わせて一緒に実装していきます。興味のある方は、まず無料セミナーでお会いしましょう。

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