Claude Code Skillsの作り方|このサイト運営は11個の"手順書"で動いている
Claude Codeを使い込むと、必ずこう感じます。「同じ作業を頼むのに、毎回ゼロから手順を説明しているな」と。議事録の作り方、ブログの書き方、レポートの体裁——頭の中にある”いつものやり方”を、毎回キーボードで打ち直しているわけです。
この「毎回の説明」をなくす仕組みがSkills(スキル)です。一度やり方を覚えさせておけば、次からは短い合図ひとつで、同じ作業を同じ品質で再現してくれます。
Skillsとは: Skills(スキル)は、Claude Codeに特定の作業手順を覚えさせておく機能です。手順を書いた
SKILL.mdというファイルを用意しておくと、Claude Codeはどんな依頼のときにその手順を使うべきかを自分で判断し、毎回同じ流れ・同じ品質で作業を再現します。反復業務のマニュアルをAIに持たせるイメージです。
Skillsとは何か(AIに渡す「作業マニュアル」)
Skillsは、一言で言えば作業マニュアルです。
新しく入った人に仕事を頼むとき、毎回口頭で全部説明するのは大変です。だから多くの会社は「業務マニュアル」を用意します。一度書いておけば、誰がやっても同じ手順・同じ品質で仕事が進む。Skillsは、このマニュアルをClaude Codeに持たせるものだと考えてください。
なお、この手順書の仕組み(Agent Skillsと呼ばれる共通規格)は、Codexなど他のAIツールでも採用が広がっています。本記事では、みやっち🧑💻が実際に使っているClaude Codeを例に説明します。
ふつうにClaude Codeに指示を出すと、その場かぎりの会話で終わります。同じ作業を翌週また頼むと、また一から説明することになります。Skillsにしておけば、その手順はファイルとして残り、何度でも呼び出せます。
このサイトは11個のSkillsで動いている(実例)
いちばんの実例は、いま読んでいるこのサイトそのものです。AI Crewのこのブログは、11個のSkillsを組み合わせて運営しています。みやっち🧑💻が記事のたびに手順を説明しているわけではありません。
たとえば、こんな手順書を持たせています。
- 記事を書くSkill: ネタ帳から記事ドラフトを作る。トーン、見出しの型、内部リンクの貼り方まで手順化してある
- 記事を公開するSkill: ビルド確認→公開→検索エンジンへの通知まで、公開作業の段取りを一本化してある
- ネタを集めるSkill: 日々のメモからブログのネタを拾い、ネタ帳の決まった書式に整える
- 数字を見るSkill: 検索流入やアクセス解析のデータを集めて週次レポートにまとめる
「今日のブログを書いて」と頼むだけで、記事を書くSkillが動き出し、決まった型でドラフトが上がってきます。この記事自体も、その手順書に沿って作られています。自分の業務の”いつものやり方”を、一度Skillにしてしまえば、品質がブレなくなる——これがSkillsの一番の価値です。
Skillsは、Claude Codeを仕事の基盤に育てる5ステップの中の「ハーネス構築」にあたる部分です。あわせて読むと全体像がつかめます。
Skillsの作り方(非エンジニアでも作れる)
Skillsは、自分でプログラムを書く必要はありません。いちばん簡単なのは、Claude Code自身に作ってもらう方法です。大きな流れは4ステップです。
- その作業を、まず一度ふつうに頼む: 「議事録をこういう体裁でまとめて」と、いつもどおり指示して、納得いく結果まで仕上げます
- 「今の手順をSkillにして」と頼む: 満足のいく結果が出たら、その流れをそのまま手順書にするよう頼みます
- Claude Codeが手順書ファイルを作る: やり取りした手順を
SKILL.mdというファイルにまとめてくれます。中身は日本語の文章で、専門的なコードではありません - 次回から合図ひとつで呼び出す: 「議事録まとめて」と言うだけで、保存した手順が自動で立ち上がります
ポイントは、完璧なマニュアルを最初から書こうとしないことです。実際に一度うまくいった作業を、その場で手順書に変える。この順番なら、机上の空論ではなく「現に動いた手順」がそのままSkillになります。
うまく作るコツ(「どんな言葉で呼ぶか」を決める)
Skillを作るうえで、一つだけ仕組みとして知っておくと得をするポイントがあります。それは、Skillには「どんな依頼のときに使うか」を表す説明文を付けるということです。
SKILL.mdの先頭には、そのSkillの名前と「いつ使うか」の説明を書く欄があります。Claude Codeは、あなたの依頼の言葉とこの説明文を照らし合わせて、「この依頼ならあのSkillを使おう」と自分で判断します。だから説明文には、自分が普段その作業を頼むときに使う言葉(例: 「議事録まとめて」「レポート作って」)を入れておくのがコツです。呼び出すときの合図を、自分の口癖に合わせておくわけです。
逆に、この説明文の置き場所を間違えると、せっかく作ったSkillが反応しなくなります。実際にこのサイトでも、説明文を書く位置を誤ってSkillが発動しなくなったことが一度ありました。作ったあとは、実際にいつもの言葉で呼びかけて、ちゃんと立ち上がるかを一度試しておくと安心です。
まずは「一番繰り返している作業」を1つ手順書にする
Skillsは、全部の業務を一気にマニュアル化する必要はありません。
まず、あなたが毎週・毎日のように繰り返している作業を1つ思い浮かべてください。定例の議事録、毎月の請求書の下書き、SNS投稿の文面——なんでもかまいません。その1つをSkillにするだけで、「毎回の説明」が消え、品質が安定します。効果を実感してから、少しずつ手順書を増やしていくのが失敗しない順番です。Claude Code自体がまだピンとこない方は、Claude Codeとは何かから読んでみてください。
AI Crewでは、こうした「自分の業務をSkillにする」作業を、実際に画面を一緒に触りながらお伝えしています。自分のいつもの仕事をAIの手順書に変えてみたい方は、まず無料セミナーでお会いしましょう。