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パワポをAIに作らせる方法|HTMLでスライドを作りPDFで出力する3ステップ【法人研修で実際に使った】


提案資料・研修資料・セミナースライド——パワポ(PowerPoint)を開いて過去の資料を流用し、テキストボックスの位置を揃える作業に、毎回何時間も使っていませんか。スライド作成は、もうAIに任せて問題ありません。みやっち🧑‍💻は2026年7月24日の法人研修で、生まれて初めてAIが作ったスライドを使って登壇しました。手応えは「全く問題ないというか、むしろこっちの方が反応が良いですね」。この記事では、そのとき使った「HTMLで作らせてPDFで出す」方法を、頼み方のプロンプト例つきで、経営者・個人事業主・士業の方向けに解説します。

パワポをAIに作らせる方法: Claude CodeやCodexのような実行型AIエージェントに「スライドをHTMLで作って、PDFで出力して」と日本語で頼む方法です。既存のパワポのフォーマットにAIを合わせさせるのではなく、聞き手と使い方に合わせて毎回ゼロから作らせるのが要点で、HTMLを自分で書く必要はありません。

なぜ「パワポのフォーマット修正」をやめたのか

みやっち🧑‍💻もこれまで、スライドは「自社フォーマットを開いて、流用して、直す」ものでした。フォーマットがあると安心に見えますが、実際にやっていることの大半は、テキストボックスの位置合わせ・フォントの統一・レイアウト崩れの修正——中身ではなく形式の世話です。

そこで発想を変えました。自社フォーマットを直すのではなく、Claude Code・CodexにHTMLとしてスライドをゼロから作らせ、それをPDFに変換して書き出す。この方式なら個別のフォーマット管理そのものが不要になり、常識にとらわれず、顧客ごと・場面ごとの提案資料が作れます。

「HTMLで作る」と聞くと技術者の話に見えるかもしれません。ただ、HTMLを書くのはAIで、みやっち🧑‍💻がやったのは日本語で頼むことだけです。

パワポをAIに作らせる3ステップ

ステップ1: 話したい内容を箇条書きのメモで渡す

きれいな文章にする必要はありません。伝えたいこと・話す順番を箇条書きにしたメモがあれば十分です。Claude Code・Codexは手元のファイルを直接読めるので、過去の企画メモや議事録ファイルをそのまま材料に指定してもかまいません。

ステップ2: 「誰に・どう使うか」の文脈ごと頼む

頼むときのポイントは、スライドの中身だけでなく聞き手と使い方を一緒に渡すことです。プロンプト例を1つ挙げます。

来週の研修のスライドを作ってください。

- 内容: 下のメモを骨子にする(この後に箇条書きを貼り付け)
- 聞き手: AIにこれから触れる経営層・現場の方
- 使い方: 会場のスクリーンに投影する。後ろの席からも読めるように文字は大きく、1枚に詰め込みすぎない
- 分量: 20枚前後
- 形式: 16:9のスライドをHTMLで作り、完成したらPDFで出力する

これだけで、構成づくりからHTMLの作成、PDFへの変換まで一気に進みます。

ステップ3: 出てきたPDFを見て、日本語で直す

「3枚目と4枚目を入れ替えて」「文字をもう一回り大きく」「ここは表ではなく図にして」——修正の指示も日本語です。自分が確認するのは出てきたPDFだけで、HTMLの中身を読む必要はありません。仕組みが気になってきたら、そのとき必要な箇所だけ学べば十分です。

フォントサイズは「配る資料」と「映す資料」で別物になる

この方式が効く理由を、フォントサイズという一番身近な例で説明します。同じテーマの資料でも、正解は使い方で変わります。

  • 事前配布型: 手元でじっくり読み返してもらう前提なので、文字が多めでも成立する
  • 会場投影型: 後ろの席からも見えるように文字を大きく、1枚あたりの情報量は思い切って減らす

パワポの固定フォーマットありきだと、この方針転換だけで全スライドの手直しという大仕事になります。一方、AIに作らせる方式なら「今回は投影用だから文字を大きく」と一言添えるだけで、コンテキストに合わせた資料がその場で出てきます。フォーマットに仕事を合わせるのではなく、その日の聞き手に資料を合わせる。ここがHTML→PDF方式の核心です。

初めてAI製スライドで法人研修をやってみた結果

2026年7月24日、法人向けの集合研修に、AIが作ったスライドで登壇しました。結果は冒頭のとおりで、全く問題ないどころか、手作りのスライドよりも反応が良いという手応えでした。自分の手作りスライドが大したことなかった説もありますが……それも含めて、「スライドは自分が時間をかけて作るもの」という前提が崩れた日になりました。この研修のあと、講座の月次ライブの資料も同じHTML→PDF方式で制作しています。

状態の変化を整理するとこうなります。以前のスライド作成は「パワポを開いて過去資料を流用し、位置を揃える仕事」でした。いまは「メモと文脈を渡して、出てきたPDFを確認して直す仕事」です。作る時間が減るだけでなく、聞き手ごとに最適化した資料を毎回ゼロから出せるようになる——ここが本当の変化です。

なお「デザインをAIに任せて大丈夫か」という論点は、Canvaデザイナー全滅説を検証した記事で書いたとおり、価値の中心はツールの操作から情報設計に移っています。スライドも同じで、人間の仕事は「何を、どの順で、誰に伝えるか」に寄っていきます。

よくある質問

パワポのファイル(pptx)そのものが必要な場合は?

この方式の完成物はPDFです。投影する・配布する・印刷する用途ならPDFで足ります。一方、取引先や上司とパワポ上で共同編集する前提の資料は、従来どおりパワポで作る方が現実的です。「編集を渡す資料はパワポ、完成品を届ける資料はHTML→PDF」と使い分けてください。

デザインの見栄えは素人っぽくならない?

みやっち🧑‍💻が法人研修で実際に使った範囲では、見栄えが問題になるどころか、手作りのスライドより反応が良いという結果でした。配色やレイアウトが気に入らなければ「もっと余白を取って」「色は紺系で統一して」と日本語で直せます。

HTMLやプログラミングの知識がなくても本当にできる?

できます。頼むのも直すのも日本語で、HTMLを書くのもPDFに変換するのもAIの仕事です。まず1本作って研修や商談で使ってみて、仕組みに興味が湧いたら必要な箇所だけ学ぶ——みやっち🧑‍💻が勧めている順序もこれです。

スライド作成は「自分専用の分身」づくりの入口

テンプレート型のスライド自動生成サービスでも、それらしい雛形は数分で出ます。ただ、そこにあなたの顧客の状況・当日の会場・話す中身そのものは入っていません。対話型AIに構成案を出させる使い方も、文章は出てきますが、スライドという完成物に仕上げる手作業は自分に残ります。手元のメモや過去の提案まで読み、聞き手と使い方に合わせて組み立て、PDFという完成物まで一気通貫で届ける——これができるのは、Claude Code・Codexのような、手元のファイルを直接読み書きする実行型AIエージェントの働き方です。自分の文脈を渡せば渡すほど、出てくる資料は「自分専用」になっていきます。

そして資料作成で一度この感覚をつかむと、任せられるのはスライドだけではないと気づきます。ExcelのAI自動化のような数字まわりの業務も同じ頼み方の延長ですし、次に何を任せるかの見つけ方はAIに作らせるものの見つけ方にまとめています。

自分の提案資料・研修資料なら、どこからAIに任せられるか。具体的に考えたい方は、まず無料セミナーでお会いしましょう。

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