Claude Codeで資料作成|作らせて、フィードバックで磨く3ステップ【スライド10枚を音声で直した実演つき】
Claude Codeでの資料作成は、一発の指示で完成させるものではありません。作らせて、フィードバックで磨いて、書き出す——この3ステップで回すものです。みやっち🧑💻は講座の月次ライブのスライドを毎月この進め方でClaude Codeに作らせていて、資料作成はすでに「自分の手で組む仕事」ではなくなっています。
Claude Codeでの資料作成のやり方: Claude Codeに手元のメモ・過去資料・データを渡してスライドやレポートをHTMLで作らせ、気になる点を日本語のフィードバックで直させ、最後にPDFで書き出す方法です。要点は一発で完成させようとせず、フィードバックを重ねて磨くことで、HTMLの知識は必要ありません。
この記事はClaude Codeを軸に、この3ステップを実際の運用と実演にもとづいて解説します。「そもそもなぜパワポではなくHTMLなのか」「パワポ形式の資料をAIで作りたい」という方は、先にパワポをAIに作らせる方法をどうぞ。Claude Code自体が初めての方はClaude Codeとはから読むのがおすすめです。
みやっち🧑💻は毎月のスライドをClaude Codeで作っている
まず実運用の話から。みやっち🧑💻は講座の月次ライブ(会員向けのオンライン勉強会)のスライドを、毎月Claude Codeで制作しています。1280×720のHTMLスライドとして作らせ、印刷用のCSS(体裁の設定)を入れておき、最後にPDFへ書き出す方式です。素材になるのは会員向けコンテンツや前回までのスライドで、Claude Codeがそれらのファイルを直接読んで構成から作ります。
一度きりの実験ではなく、素材集め→HTML制作→検証→PDF出力までの手順そのものを手順書(Skills)として保存してあり、毎月同じ品質で繰り返せる状態になっています。前回のスライドをデザインのテンプレートとして流用させているので、毎月ゼロからデザインの好みを説明し直すこともありません。Skillsの作り方はClaude Code Skillsの作り方にまとめています。
Claude Codeに資料を作らせる3ステップ
ステップ1: 材料と意図を渡して、まず作らせる
最初に渡すのは、話したいことの箇条書きメモ、過去の資料、そして「誰に・何のために使うか」という意図です。意図には「聞き手は誰か」「会場に投影するのか、手元で読んでもらうのか」といった使われ方まで含めます。Claude Codeは手元のフォルダを直接読めるので、メモや過去資料はファイルのまま指定してかまいません。材料が数字の場合も同じで、売上データやアクセスデータのようなファイルを渡せば、集計から資料化まで一気に進みます。実際このサイトでは、検索データ(GSC・GA4)の週次集計とレポート化もClaude Codeの手順書で回しています。
この段階のプロンプトは、完璧である必要がありません。どうせ一発では完成しないからです。まず形にさせて、次のステップで磨きます。
ステップ2: 出てきた資料に、フィードバックでケチをつけて磨く
ここがこの記事の核心です。2026年8月末の対面セミナーで、みやっち🧑💻は作らせたスライド10枚ぶんのフィードバックを、音声でその場で実演しました(当日の流れと実演の全記録はCodex入門セミナーの登壇レポートにあります)。たとえば、こんな言い方です。
- 「8ページ目は下が空いててしっくりこない。なんでこんな空いてんだろう」
- 「10ページ目はやりたいことは分かるんだけど鍵括弧が分かりづらいんで、開き括弧の下に下線とか付けた方がいいんじゃないですか」
見てのとおり、整った修正指示ではありません。「しっくりこない」「なんでこんな空いてんだろう」——迷いも不明点も思考の途中も、全部そのまま渡しています。人に相談するときは考えをまとめてから話すのが礼儀ですが、AIにはその前処理が要りません。むしろ、まとめる過程で捨てている「うまく言えない違和感」のほうに、直してほしい意図が入っています。この話をした直後、みやっち🧑💻自身が壇上で「もしかしたら今の話、今日一番有益だったかもしれない」と口にしたほど、資料の仕上がりを分ける部分です。実際、当日いただいた感想7件のうち1件は、この「指示を出して直すこと自体」への言及でした。
なお、こうした未整理のままの言葉は、キーボードでは打ちにくいものです。タイピングは「言い切れたこと」しか入力できません。みやっち🧑💻がフィードバックを音声で行う理由はここにあり、詳しくはAIの音声入力の使い方で解説しています。
ステップ3: PDFで書き出して、完成物だけを確認する
磨き終えたら「PDFで書き出して」と頼みます。HTMLに印刷用の設定を入れさせておけば、変換までClaude Codeの仕事です。みやっち🧑💻の月次スライドでは、文字のはみ出しチェックとページ数の確認までClaude Codeにやらせたうえで、最後に自分の目でPDFを見ています。自分が開くのは完成したPDFだけで、途中のHTMLを読む必要はありません。仕組みが気になってきたら、そのとき必要な箇所だけ学べば十分です。
手段を指定しすぎると、出てくる資料は凡庸になる
3ステップに共通するコツを1つ。AIへの頼み方が下手な人の共通点は、指示が少ないことではなく、手段を指定しすぎることです。「ここを2段組にして」「この図を右上に置いて」と手段まで決めて渡すと、Claude Codeは自分が知っている世界中のベストプラクティスを出せなくなります。渡すべきは「どういう意図で、何をしたいのか」で、手段はAIのほうが多くの選択肢を知っています。
セミナーで挙げた実例がレイアウトの話です。「1〜7の手順が横に並んでいて、ジグザグに読ませるのが気持ち悪い。僕の思考の中では、1から7はこうなってるか、こうなってるかのどっちか」——ここまで伝えると、具体的なレイアウトはClaude Codeのほうが考えて提案してきます。違和感と意図を渡して、解決策は任せる。ステップ2のフィードバックも、この原則の実践です。
よくある質問
Codexでも同じ手順で資料作成できますか
できます。この記事の3ステップ(材料と意図を渡す→フィードバックで磨く→PDFで書き出す)は、Claude Codeと同じ実行型AIエージェントであるCodexでもそのまま使えます。どちらを使うかより、意図の渡し方とフィードバックの質のほうが仕上がりを左右します。
フィードバックは、考えを整理してから伝えるべきですか
いいえ。Claude Codeへのフィードバックは「ここが気持ち悪い」「なんでこう空いてるんだろう」のような、未整理の違和感のままで伝えて問題ありません。整理する過程で捨ててしまう感覚のほうに、直してほしい意図が入っているからです。
データ解析から資料を作ることもできますか
できます。売上データやアクセスデータのようなファイルを渡せば、Claude Codeが集計・分析したうえでレポートやスライドに仕上げます。このサイトの検索データ(GSC・GA4)の週次レポートも、同じ進め方で回している実運用の一例です。
資料作成の仕事は「作る」から「ケチをつける」に変わる
進め方を整理します。
- 材料(メモ・過去資料・データ)と意図を渡して、まず作らせる
- 出てきた資料に、迷いも違和感も全部そのままフィードバックして磨く
- PDFで書き出させて、完成物だけを確認する
以前の資料作成は、パワポを開いて自分の手で組む仕事でした。AIに作らせるようになっても、一発出しの微妙な出力を結局自分で手直ししているなら、仕事はあまり減っていません。この3ステップが回りだすと、自分の仕事は「気になる所を口に出して、直ったものを確認する」ことに変わります。みやっち🧑💻の月次スライドが毎月それで完成しているのは、上に書いたとおりです。
そしてこの進め方は、手元のファイルを読み、修正を自分で実行し、PDFという完成物まで届けてくれる実行型AIエージェントだから成立します。チャット型のAIに構成案を出させる使い方では、磨く対象の「実物」がそもそも手元に生まれません。Claude Codeで一度この回し方を覚えると、提案資料・研修資料・定例レポートと、任せられる資料はどんどん増えていきます。
自分の資料作成なら、どこからClaude Codeに任せられるか。具体的に考えたい方は、まず無料セミナーでお会いしましょう。




