GPTsが作れない?個人アカウントの新規作成・公開が終了|受講生と作ってきた側の次の一手
2026年9月25日追記: OpenAIは既存GPTsも2026年12月11日に提供終了予定と案内しています。以下は8月の新規作成停止時点の記録です。現在の終了予定日、移行後の共有範囲、一般公開の申請方法はGPTs終了とプラグイン移行の最新案内をご確認ください。
AIの学校「AI Crew」を運営しているみやっち🧑💻です。ChatGPTのGPTs(カスタムGPT)が、個人アカウントでは新しく作れなくなりました。「作成ボタンが見当たらない」「作り方の記事どおりに進めない」と戸惑っている方、それはあなたの操作ミスではありません。仕様の変更です。
GPTsの新規作成停止とは: 2026年8月16日ごろに更新されたOpenAI公式ヘルプで、Free・Go・Plus・Proを含む個人用ChatGPTアカウントでは新しいGPTの作成と公開ができなくなったことが明記された変更です。作成済みの既存GPTsは引き続き利用でき、Business・Enterprise・Eduのワークスペースではワークスペースの設定と権限に応じて作成を継続できます。
AI Crewの受講生には、つい3週間前の2026年7月25日にGPTsを作ったばかりの人もいます。この記事では、公式ヘルプを直接確認した内容と、GPTsを受講生と一緒に作ってきた運営者としての次の一手を、2026年8月20日時点の情報で整理します。
何が変わったのか(公式ヘルプの記載)
OpenAI公式ヘルプ「GPT の作成と編集」に、次の一文が明記されました。
Free、Go、Plus、Pro を含む個人用 ChatGPT アカウントでは、新しい GPT の作成と公開はできません。(OpenAI公式ヘルプ・2026年8月20日確認)
みやっち🧑💻が2026年8月20日に日本語版・英語版の両方を直接確認した内容を、プラン別に整理するとこうなります。
| 新しいGPTの作成・公開 | 既存GPTsの利用 | 既存GPTsの編集 | |
|---|---|---|---|
| 個人アカウント(Free・Go・Plus・Pro) | 不可 | 可 | プランと権限の要件を満たせば可 |
| Business・Enterprise・Edu | ワークスペースの設定と権限次第で可 | 可 | 設定と権限次第で可 |
注意したいのは、個人向けの最上位プランであるProでも「個人アカウント」である以上は作れないという点です。課金額の問題ではなく、個人向けか、ワークスペース(法人・チーム・教育機関向け)かの線引きになりました。また、GPTの複製(Duplicate)も「新規作成できるアカウント・ワークスペースのみ利用可能」と明記されており、個人アカウントでは複製経由で新しいGPTsを作ることもできません。
リリースノートには載っていない「静かな変更」だった
今回の変更で特徴的なのは、発表がなかったことです。ChatGPTの公式リリースノート(2026年8月20日にみやっち🧑💻が確認、8月14日分まで掲載)には、GPTsの作成停止に関するエントリがありません。公式ヘルプページの更新日表示(確認時点で「4日前」=8月16日ごろ)だけが、変更のタイミングを物語っています。
ただ、前後の流れを並べると、突然の話ではないことも見えてきます。いずれも公式リリースノートやヘルプで確認できる事実です。
- 2026年7月9日: グループチャットの新規作成が終了
- 2026年7月9日: ChatGPT Workが登場し、Skills(AIに渡す手順書)が一般提供に(Enterprise・Eduワークスペース向け)
- 2026年8月9日: ブラウザ「Atlas」が終了
- 2026年8月30日: 公式のDALL·E GPTが終了予定
「作って配る」系の機能が次々と整理され、その一方でエージェント(AIに仕事を任せる仕組み)側の機能が拡充されている。GPTsの作成停止は、この流れの中の1つとして起きました。
みやっち🧑💻たちはGPTsを「自分専用のAI」として作ってきた
AI CrewでのGPTsの使い方は、GPT Storeに公開して稼ぐことではなく、自分の仕事・自分の受講生のための専用AIを作って配ることでした。実例が2つあります。
1つ目は、Instagramフォロワー15万人のボディメイク講師・しょうさん・ななさんです。毎日届く受講生の質問対応を、相談したその日のオフ会で質問対応GPTsボットにして発表しました。作ったのは2026年7月25日。今回の変更のわずか3週間ほど前で、いま思えばギリギリの滑り込みでした。
2つ目は、ダイエット講師のMONAさんです。受講生が食事写真を送ると「何ポーションか」が分かるGPTsに着手し、溜まった添削の書き起こしからアドバイスGPTsを作る構想も進めていました(AIチーム構築の実録記事)。また、受講生のりょうこさんのようにGPTs制作を仕事として受注した例もあります。
だからこの変更は、AI Crewにとって他人事ではありません。まず運営側の対応として、会員サイトにあるGPTsの作り方レッスン4本の冒頭に「2026年8月16日、個人アカウントでの新規GPTsの作成・公開ができなくなりました」という注意書きを入れました。作り方の情報は世の中にまだ大量に残っています。これから学ぶ人が「記事のとおりに進めない」で時間を溶かすのが、いちばんもったいないからです。
配布済みのGPTsについても、みやっち🧑💻は去年販売した教材の特典5つを自作アプリ「AIチャットつくーる」の共有AIへ移し、会員サイトの案内を差し替えて購入者へ連絡するまでを1日で終えました。作れなくなる話から、配ったものをどう守るかへ、対応は一段進んでいます。
教材の購入者や講座の受講生へ配る場合は、教材の見え方・受け取る側の設定・費用を軸にした選び方も整理しています。
作成済みのGPTsはどうなるのか
慌てる必要はありません。公式ヘルプの記載を、実務の疑問に引きつけて整理します。
- 作成済みのGPTsは引き続き使えます。公式ヘルプの記載どおりなら、しょうさん・ななさんの質問対応ボットもこれまでと同じように使い続けられます
- 既存GPTsの編集も、プランと権限の要件を満たせば引き続きできます。知識ファイルの差し替えや指示文の改善は継続可能です
- 新しく作ること・新しく公開することができません。作成済みで非公開のGPTsをこれから新規に公開することも、個人アカウントではできないと読むのが公式ヘルプの記載に忠実です(テスト手順の節にも「個人用ChatGPTアカウントでは、新しいGPTを公開できません」と重ねて書かれています)
- 複製も新規作成扱いなので、既存GPTsをコピーして改良版を作る運用は個人アカウントでは使えません
つまり「既存資産のメンテナンスはできるが、新しい資産は増やせない」状態です。
OpenAIはなぜ止めたのか(公式の説明はまだない)
OpenAIは、今回の変更の理由を公式には説明していません。ここから先はみやっち🧑💻の見立てです。製品の流れを並べると、GPTsが担っていた役割は次の3つに分解されて引き継がれていくのだと考えています。
- 外部の人に配るもの → ChatGPTの中で動く「アプリ」で作る。開発者向けにはApps SDKが用意されており、外部に共有する本格的なものは「アプリとして作ればいい」という整理なのだと思います
- 社内・チーム内で共有するもの → Business・Enterprise・Eduのワークスペースで作る。公式ヘルプもワークスペースでは作成継続と明記しており、チームで配る用途はワークスペース(法人・チーム向けプラン)に寄せる方向です
- AIへの指示・手順の共有 → Skills(手順書ファイル)で行う。ChatGPT側でも2026年7月9日にSkillsが一般提供になりました。手順を「ボットの中」に閉じ込めるのではなく、手順書ファイルとして持ち、チームではGitHubのような共有リポジトリで管理する——Claude Code・CodexのSkillsで先に定着した働き方と、同じ構図になってきています
一言でまとめると、専用チャットボットを作って配る時代から、ナレッジと手順書を持たせたAIに仕事を任せる時代への移行です。GPTsが終わったというより、GPTsという器で実現していたことの置き場所が変わっていきます。
器は変わっても、ナレッジは資産のまま残る
ここで思い出したいのは、しょうさん・ななさんの実例の核心です。あのGPTsボットの価値の源泉は、GPTsという機能ではなく、毎日の受講生対応で溜めてきた質問と答えのナレッジでした。MONAさんの添削書き起こしも同じです。器がどう変わっても、この原液は腐りません。
そして今回の変更は、AIとの付き合い方の大事な原則を教えてくれます。プラットフォームの機能は、プラットフォームの都合で変わるということです。だからAI Crewでは、ナレッジを特定サービスの中ではなく自分の手元のファイルとして持ち、Claude Code・Codexのようなエージェントに読ませて仕事を任せる形を教えてきました。手元にナレッジとスキル(手順書)がある限り、器の変更に振り回されず、次の器にすぐ引っ越せます。今回まさに、その形の強さが証明された格好です。
GPTsの代わりに、資料で答えるAIを作って共有するなら
「自分の教材やFAQで答えるAIを作って、受講生に渡したい」。その用途のために、AI Crewの運営会社である株式会社AI Orchestraが開発したのがAIチャットつくーるです。
名前や話し方を設定し、教材やFAQを添付して、リンクで共有する流れで使えます。プログラミングやAPIキーの準備は不要です。共有相手はAIチャットつくーるに会員登録して利用し、会話には作成者の利用枠を使います。
まずは手元の資料を1つ用意して、よく聞かれる質問にどう答えるかを試してみてください。無料の初回おためし枠でAIを1つ作れます。
よくある質問
カスタムGPTとGPTsは同じものですか?
はい。この記事でいうカスタムGPTとGPTsは、目的に合わせて指示や参考資料を設定したChatGPTを指します。「カスタムGPTが作れない」ときも、以下の新規作成・編集・公開の違いを確認してください。
作成済みのGPTsは使えなくなりますか?
いいえ。OpenAI公式ヘルプは、既存のGPTsは引き続き利用できると明記しています(2026年8月20日確認)。プランと権限の要件を満たせば編集も継続できます。
非公開で作ってあったGPTsを、今から公開できますか?
個人アカウント(Free・Go・Plus・Pro)では、新しいGPTの公開はできないと公式ヘルプに明記されています。すでに公開済みのGPTsを編集・更新することとは区別されている点に注意してください。
どうしても新しくGPTsを作りたい場合は?
Business・Enterprise・Eduのワークスペースであれば、ワークスペースの設定と権限に応じてGPTsの作成・編集・公開ができます。社内で配る用途なら、法人・チーム向けプランへの移行が公式ルートです。
GPTsで作ろうとしていたものは、今後何で作ればいいですか?
資料で答えるチャットAIを作り、受講生やお客様へリンクで共有したいなら、AIチャットつくーるで試せます。自分の業務を広く任せるならClaude Code・Codex、ChatGPT内での共有が必要ならワークスペースのGPTsやChatGPTのアプリなど、用途に応じて選んでください。
GPTsという入口は狭くなりましたが、「自分のナレッジでAIを動かす」という本筋は何も変わっていません。むしろ、ナレッジを手元に持つ働き方の価値が上がった変更だとみやっち🧑💻は捉えています。自分の溜めてきたナレッジをAIの仕組みに変える方法を具体的に知りたい方は、まず無料セミナーでお会いしましょう。
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