AIで教材を作成する流れ|手元のナレッジを移し替え、ほぼ形になるまで3〜4時間だった実録
先に結論です。AIで教材を作るなら、AIに白紙から書かせるのではなく、自分が仕事で使ってきたナレッジを教材の形に移し替えてください。みやっち🧑💻は2026年10月、動画編集の教材を作りました。作り始めた時点で8割はできていて、作業を始めてから3〜4時間でほぼでき、本人の振り返りでは教材の制作時間はトータル10時間ほどでした。ただしこれは、元になるナレッジが先に溜まっていたからです。同じ人が以前に作った別の教材は、1か月かかっています。
AIで教材を作成するとは AIで教材を作成するとは、Claude Code・CodexなどのAIに、自分の仕事の手順や判断基準をまとめたファイルを読ませ、それを学ぶ人向けの章立て・説明・手順に組み直させることです。人の仕事は、AIの下書きをレビューし、自分が苦労したことや実際にやって気づいたことを足し、章を並べる順番を決めることに移ります。

自分のノウハウを教材やオンライン講座にしたい経営者・個人事業主・士業・講師に向けて、作った流れと、章立てで考えたことを順に書きます。
AIで教材を作ると、何がどれくらい早くなったか
みやっち🧑💻が作ったのは、Claude Code・Codexで動画編集をするための教材(AI Crewの講座とは別に作った教材)です。2026年10月16日に「今日から作る」と宣言したものの、その日は手が付かず、実際に作業を始めたのは翌17日でした。土台になる下書きは、それより前にAIが作っていました。17日のメモにはこう残っています。
- 10時ごろから作り始めて、3〜4時間でほぼできた
- その3〜4時間には、教材の本文だけでなく、教材を届けるまでの周辺の準備も含まれている
- 前に作ったThreadsの教材は、後半に追い詰められて、なんとか1か月で作った
2日後の会員向け週報では、この教材の制作にかけた時間を「トータル10時間ぐらい」と振り返っています。17日の3〜4時間は周辺の準備も含めた1日分の作業時間、10時間は教材の制作時間の振り返りで、測っている範囲が違う2つの発言です。
3〜4時間で済んだ理由は「原液」が先にあったから
時間が短かった理由ははっきりしています。みやっち🧑💻は、自社の業務ナレッジを置いたフォルダ(AIカンパニー)で、教材を作る前から動画編集を実際にAIと回していました。そのナレッジを、AIがすでにSkills(AIに持たせる作業手順書)としてまとめていたので、教材を作り始めた時点で8割はできていました。
本人はこれを「原液のフォーマット替え」と呼んでいます。教材のために新しく中身を考えたのではなく、自分の仕事で使って直してきた手順を、学ぶ人向けの形に移し替えただけです。その原液がどう育ったかは、動画編集のSkillsをv17まで直した記録に書いています。
だから、この記事の時間は「誰でも数時間で教材が作れる」という意味ではありません。原液がない状態でAIに「教材を作って」と頼んでも、出てくるのは一般論の寄せ集めになりやすい。逆に、仕事の手順や判断基準がファイルとして溜まっていれば、教材づくりは「書く」より「移し替えて直す」作業に近づきます。まだ原液がない人は、AIカンパニーの作り方のように、教材にしたい仕事のフォルダを1つ作って実務で使うところから始めるのが順番です。
AIで教材を作成する流れ(4ステップ)
みやっち🧑💻が実際にたどった流れを、他の題材にも当てはめられる形に並べます。
- 原液を確かめる:教材にしたい仕事について、手順・判断基準・失敗したときの直し方がファイルとして残っているかを見る。残っていなければ、先に実務で溜める
- AIに教材の形へ移し替えさせる:原液を読ませ、学ぶ人向けの説明と手順に組み直させる。今回は、Claude CodeやCodexを全く触ったことがない人でも理解できる形に直すことを目標にした
- レビューして、自分の体験を足す:ほぼ全部をAIに書かせたうえで読み、自分が苦労したこと・実際にやって気づいたことを書き足す。ここはAIの原液にも残っていない部分なので、人がやる
- 章の順番を決める:他の教材の目次を見て、分かりやすさと網羅感を確かめ、初めての人が上から順に進めて成功体験を積める順番に並べる
1と3は人の仕事、2はAIの仕事、4は人が決める仕事です。
教材の組み合わせを洗い出す
みやっち🧑💻は、教材を作り終えてから他の動画編集教材の目次を見比べました。そのとき挙げたのが、今回の教材が「学ぶ人の環境やツールの分かれ道」を両方とも用意している点です。
| 分かれ道 | 用意したもの |
|---|---|
| 使うAI | Claude Code と Codex |
| パソコン | Windows と Mac |
| 作業の進め方 | AIが直接書き出す方法 と 編集ソフトをAIに操作させる方法 |
| 編集ソフト | CapCut と Premiere |
| 動画の長さ | 長尺 と 短尺 |
これから自分の教材を作るなら、この表の左の列を自分の題材に置き換えて、章立ての前に書き出してみてください。学ぶ人の環境やツールがどこで分かれるかを先に並べておくと、章立てのときに「どの読者の道が抜けているか」を確かめやすくなります。
オンライン講座の章立ては「コース料理の順番」で決める
分岐を両方用意すると、組み合わせが一気に増えます。Claude CodeかCodexか、長尺か短尺か、PremiereかCapCutか、直接書き出すか編集ソフトを操作させるか。全部を同じ重さで並べると、初めての人はどこから始めればいいか迷います。
ここでみやっち🧑💻が使った考え方が、コース料理です。週報では「コース料理と一緒ですね」と話し、どういう順番で食べてもらえたら一番美味しいと感じてもらえるかを考えた、と振り返っています。網羅しているかより先に、Claude Codeを触ったことがない人がスッと入れる順番を決めました。今回の教材の構成は、次の順に並んでいます。
- はじめに
- 直接編集(AIが直接書き出す)
- 編集ソフト操作(AIに編集ソフトを操作させる)
- 無料個別相談
狙いは、上から順にやれば成功体験が積める流れにすることです(Claude Code版とCodex版は並行して用意しています)。
「読む教材」から「AIが食べる教材」へ
もう1つ、今回の教材は形そのものも変えています。2026年10月12日の会員向け週報で、みやっち🧑💻はこの教材を「読む教材ではない」と話しています。長尺・ショート・対談など用途別のスキルを配り、学ぶ人が自分のAIカンパニーに読み込ませて使う。本人の言葉で言えば「AIが食べる教材」です。
状態の変化で言うと、こうなります。
- これまでの教材:人が読んで理解し、手順を覚えて、自分で手を動かす
- AIが食べる教材:学ぶ人は用途別のスキルを自分のAIカンパニーに読み込ませ、AIがその手順で作業を進める。学ぶ人の仕事は、自分の素材と判断をAIに渡すことに寄っていく
スキルは手順を渡すものなので、それだけで成果物の質が決まるわけではありません。良し悪しを決める判断基準は別に要る、という話はAIのスキル化で成果が出ない理由に書きました。教材を配る方法の選び方は、MCPサーバーを自作するメリットとGPTsの販売・特典配布の判断で整理しています。
よくある質問
AIだけでオンライン講座の教材は作れますか
みやっち🧑💻の場合、文章のほぼ全部はAIに書かせましたが、レビュー・自分の体験の書き足し・章の順番の決定は人がやりました。それが短時間で済んだのは、動画編集のナレッジがAIカンパニーに溜まっていたからです。
教材づくりにはどれくらい時間がかかりますか
今回の動画編集の教材は、作業を始めてから3〜4時間でほぼでき、本人の振り返りでは制作時間はトータル10時間ほどでした。これは動画編集のナレッジがAIカンパニーに溜まっていたからで、以前に作った別の教材は1か月かかっています。時間は、手元のナレッジの溜まり具合で大きく変わります。
オンライン講座は動画で作らないといけませんか
今回の教材の中心は、長尺・ショート・対談など用途別のスキルを配り、学ぶ人が自分のAIに読み込ませて使う形にしました。動画で作らなければいけない、ということはありません。
自分の仕事の手順を、Claude Code・Codexが読んで動ける形に溜めていく。そのやり方を講座では扱っています。まず無料セミナーでお会いしましょう。




